雪が降っていた…
双山学園高校へ通う…
有馬日登美…16歳
今日は愛しの博也君との初デート
…
どちらから、アプローチしたわけではなく、
自然に仲良くなり、市の図書館
でお勉強…
駅前にある市役所
の隣の図書館
は…
静かで、二人きりになれる場所だ…った、はずが
今日は込み合っていた…
調べ物を済ませると…
落ち着かない二人は…
「どう、もう行かないか…」博也が言った。
私の方はもう少し一緒にいたいという気持ちがあり…
グズグズとノート
をバッグ
に詰めていると…
をバッグ
に詰めていると…先に立ち上がった博也が隣の席の椅子
に掛けてあった
私のコート
を右手に持ち、私のほうを見つめていた。
「少し歩こうか、裏のほうを通っていこうよ…」
意味がよく解らなかったが…
図書館の入り口を出ると大通り
でいつも人通り
が多い…
何か予感のようなものが…
博也は初恋
の子に似ていた…
八重歯
があり、笑う
と不思議と可愛い…
いつも割りと無口でクールな感じで大人っぽいのだが…
笑うと、キラキラ光る白い歯ではなく…八重歯が…可愛い…
ドラキュラ
に咬みつかれる妄想を抱いたり…
ハンカチ
を出して…汗を拭くときのホッとする仕種のようで…
青春してるなぁ~なんて、結構、癒されてたりする。
雪
が降っている…
最近はあんまり雪なんて降らなくなっていたが…
二人のために…雪はふ… ると考えてたところに…
「ホラ、寒くないかい?」
そう言って、立ち止まってコートの襟
を直してくれた…
その時、手に持ってた傘
が手をすべり…
一回転して二人の間に落ちる…
なんて、スローモーション
…
…傘の柄が博也の学生服
の第三ボタンでバウンドして、
回転する方向を変えた…
同時に二人の手
が追いかける…
二人の手をすり抜けて…足元
に転がる…
私が傘
の柄を掴もうとする、その下には博也の左手が…
重なり合おうとした瞬間に博也の手
が傘の柄を掴んで…持ち上げ…
私の目の前にさしかけた
…
そして、博也が…
なんと、ここで…つ・づ・く…
この先どうなるのか…お楽しみに…