日経kids+から


きょうだいは互いに影響しあう関係だからこそ、葛藤も多い。

きょうだいが別々の領域で「自分の得意なこと」を実感できれば互いの

違いを認めやすいが、逆に領域が近いと葛藤が生じやすくなる。


葛藤の起こりやすさは、性別や年齢差によっても違ってくる。

男の子は張り合う気持ちが強いため、男の子同士や兄弟は競争や

けんがが多くなる。

女の子は、きょうだいが好きという気持ちを持ちやすいよう。

男×女の組み合わせは、互いの性が違うせいか、葛藤が弱まる。

性別問わず年齢が4歳以上離れていると、直接的な競争相手にはなりにくい。


きょうだい関係は、ある種の模擬社会。

葛藤を味わいながらたくさんのことを学び、それぞれの固有性を自然に作り上げていく場。



上の子と下の子がこんなに違う理由


上の子

親からの期待、プレッシャーが強い

→期待に応えようとふるまう

→社会規範に沿った優等生的な性格に。

 親の期待に応えて、学校の勉強などは下の子より努力するケースが多い。

 ただ、親の期待しすぎが子の重荷になることも。

 極力、この自主性を尊重したい。


下の子

上の子に比べると、親からの期待、プレッシャーが弱い

→何事にも気楽に気負うことなく取り組む

→社会規範に左右されにくく、自由で気ままな性格に。

 スポーツやアートなどの分野で才能を開花させるケースも。

 甘えさせすぎず、自分のことは自分でできるようにさせたい。



上の子へのプレッシャーが子どもをつぶす


上の子に取ってしまいやすい親の態度


□子どものあらが気になり、「どうしてこんなこともできないの!」とイライラする

  発達過程で「早くできるようにさせないと」と焦る

□口うるさく言えば、子どもは親の期待とおりになるはずだと思う

□すべて親の監視下に、子どもを置こうとする

□早く手が掛からない状態になってほしいという思いから、「早くして!」としかる

□「他の親からうらやましがられる子になってほしいと子どもの発達段階にそぐわない要求をする

□公共の場で子どもが騒いだとき、どうしていいかわからず、勢いで激しくしかる


上の子には否定的な言葉が多くなり、ストレスを与えやすい。

上の子はただでさえ「お兄ちゃんなんだから」と窮屈に育つのに、親の期待も過度にのしかかる。



NGワード

  

子どもの欲求を無視する

 「余計なことはしなくていいから」

 「また、作ればいいでしょう」(下の子に作ったおもちゃを壊されたとき)


子どもは4,5歳になると人に何かをしてあげたいという欲求が高まる。

思いを否定された子はやる気をそがれてしまう。