こんにちはf♯ファミリーの土橋みゆきです。
近くまで行く用事があったので、ちょっと寄り道。
金木犀香る住宅街を抜けて
町田市にある旧白洲邸「武相荘」へ行ってきました。
ここは白洲次郎・正子ご夫妻が戦時中から
約半世紀を過ごした邸宅。
現在は記念館・資料館となり
ご長女の牧山桂子さんが館長をされていて
ご自身が育った家をそのまま守り続けて下さっています。
養蚕農家を改築し、囲炉裏端の材木一つにも
こだわりをもって作られたそうです。
まず私たちを出迎えてくれるのは、
門の前のガレージにあるPaige Fleetwood Six-38
白洲次郎さんが中学の時に、
父親から買い与えられて乗り回していたのと同車種だそうです。
私が中学の時はチャリを乗り回しているだけでしたよ^^;凄いですね。
ここが茅葺屋根の母屋の入り口。
鎌倉時代の常滑大壺に
大胆に飾られた季節の花々が出迎えてくれます。
母屋内は撮影禁止ですが、そこには実際に使われた食器や調度品
国立なんとか博物館・・・みたいなところで見られるような
素晴らしい美術品も数々。
それがさり気なく廊下に展示されているのです。
後で考えてもビックリ・・でした(笑)
この縁側に、吉田茂元首相も腰を掛けられたのでしょうか。
庭にある、この室町時代の石塔の下に、
正子さんは次郎さんの遺髪を埋められたそうです。
鈴鹿峠と名付けられた敷地内の小高い丘。静かに時が流れます。
「カントリー・ジェントルマン」
白洲次郎さんは、戦争中にこの農家を買い取って、
同時に農業にも勤しみます。
そして、何かあった時には、
この「武相荘」から中央へ出ていました。
マッカーサーに会いに行く時も、吉田茂元首相に会う時も
この門をくぐって出かけて行ったのですね。
ちなみに納屋を改造したギャラリーには陶器やグッズも販売されています。
私の見つけた掘り出し物
ハート形をしていて穴が三つ空いています。
使い方は
こんな風にして野の花をテーブルに飾ることができます。
小さな草花も主役になれる素敵な石![]()
初めて訪れた私を優しく迎えてくれた「武相荘」
優しい空気にホッと癒されたひとときでした。
団体観光客の方もお見えになっていて
今もずっと多くの方に慕われているご夫妻の偉大さを改めて知りました。
皆さんも一度足を運ばれてはいかがですか?








