「フォレノワール」
フランス語で「黒い森」という意味のケーキです。
まず、ココアスポンジを焼き、2~3枚に切ります。
そこに、さくらんぼと生クリームを交互に重ね、削ったチョコレートを散らします。
ココアスポンジと生クリームに、さくらんぼの蒸留酒「キルシュ」をたっぷりと使うのが特徴です。
いわばちょっぴり大人なケーキでしょうか?
この黒い森というのは、ドイツの南西部の森林地帯シュバルツヴァルトのこと。
一年を通して濃緑の針葉樹が鬱蒼と生い茂る森なのです。
その姿は、まるで黒い森のように見え、サクランボも収穫できるとのこと。
フォレノワールは、この黒い森を表現したケーキなのです。
6月は、美味しそうなさくらんぼがお店に並びます。
私達家族は、特にアメリカンチェリーが大好きなのです。
赤黒い艶やかな丸い大きなチェリー、見た目も可愛いです。
また、甘みも強いので美味しいですよね。
この時期にいつも作りたくなるケーキが「フォレノワール」なのです。
今回は、「父の日」に私がココアスポンジを焼き、娘がデコレーションをしました。
アメリカンチェリーの甘酸っぱさとキルシュの爽やかさ、そして削ったチョコレートがとても良い食感を出しています。
アメリカンチェリーの種をとるのは少し面倒ですが、ナイフでぐるっと半分に切れ目を入れてからひねると割れるので、種を取り出すことができます。
かなり、指が真っ赤に染まりますが・・・。
また、チョコレートコポーは、普通のブラックの板チョコをピーラーで削りました。
少し短く切れることもありますが、とても簡単にできました。
フォレノワールは、キルシュを多くするのが特徴です。
お子様がいる場合は、キルシュ抜きで、アメリカンチェリーの甘さだけでも十分に美味しいですよ。
意外とさっぱりしていてとても美味しいので、このさくらんぼが美味しい季節に、是非作ってみてくださいね。