最近、娘から「花冠の作り方を教えて欲しい!」と頼まれました。
なんでも、条件があるようで、
「製作費を安くしたい(1,500円ぐらいで)!」
「製作費は安いけど、華やかにみえるもの!」
「可愛いアーティシャルフラワーをたくさん使いたい!」
「後からサイズ変更ができるようにしたい!」
確かに、これらの条件がすべて満たせたらいいですよね。
早速、娘の希望するデザイン案を聞いて、サンプルを作ってみました。
アーティシャルフラワーは、材料費を抑えるため全部100円ショップで揃えることにしました。
針金やフローラルテープはホームセンターで揃えたものを使います。
今回は、華やかで、キュートな「花冠」の作り方をご紹介します。
花冠の土台を作ります
①36㎝の20番ワイヤーを2本用意し、真ん中が少し重なるようにして一直線上に真っすぐに並べます。
(20番ワイヤーが長いものを使用する場合は、この作業は必要ありません)
②真ん中の重なった部分に26番ワイヤー1本をぐるぐると巻きつけ固定します。
(20番ワイヤーが長いものを使用する場合は、この作業は必要ありません)
(これで、針金の長さが長くなるので、頭のサイズに合わせやすくなります)
③フローラルテープ(茶)を用意します。
④まず、針金の重なった部分を2回ほどフローラルテープ巻いて固定します。
(フローラルテープは引っ張りながら巻くと粘着力が増します)
(難しいのであれば、引っ張ってから巻いても良いです)
⑤今度は、全体的に2回~3回ほどフローラルテープを巻きます。
⑥巻き終わりましたら、針金の片側を輪に、もう一方はフック状に曲げます。
(輪にした部分は、フローラルテープで固定します。)
⑦全体的に輪を作るようにして、作った輪の中にフックを差し込みます。
⑧これで、花冠の土台ができました。
♦この状態で一度、頭のサイズに合わせて、フックを曲げながら調節します。
♦お花をつけていくと、またサイズ感も変わってくるので、この時点で針金は切らないで、曲げておくだけにしましょう。
お花のワイヤリングとテーピング
①アーティシャルフラワーの花首の下(ガク)を少しだけ残してカットします。
②基本は、少し残したガクの部分や茎の部分に目打ちで穴を開けます。
③穴を開けた部分に26番地巻きワイヤー(緑)を通してワイヤリングします。
♦カスミソウなどの細かい花は、数本まとめるか、そのままの茎部分に針金を引っ掛けてワイヤリングします。
④ワイヤリングが終わったら、フローラルテープ(茶)で巻いてテーピングします。
土台にお花を組んでいきます
①組む前に、全体的にどんな感じにしたいのかをイメージしてお花を置いてみたり、仮留めすると実際に組むときに分かりやすくなります。
②置き鏡があると、実際にかぶったときにどうなるのかを、確認しながら組めるので便利です。
③イメージが決まったら、花をフローラルテープで固定しながら巻いていきます。
♦事前に花の順番が決まっているときや初心者の方は、個々のお花のテーピングのときに2~3本ずつ一緒にまとめて、テーピングしておくとやりやすいです。
花冠の仕上げ
①お花が組み終わったら、実際にかぶってみてサイズを調節してみましょう。
(小さければフックを広げ、大きければフックを縮めます。)
②もし、フックが少し邪魔ならカットしましょう。
③これで「花冠」の完成です。
また、さらに可愛く仕上げることもできます。
④お好みのリボンを用意し、輪とフックに引っ掛けてリボン結びにすると、さらに可愛くなりますよ。
そして、出来上がった花冠がこちらです。
ブルーの花冠
花 材
♦ラナンキュラス
♦トルコキキョウ
♦矢車草
♦ミニバラ
♦デルフィニウム
♦アジサイ
♦ジャスミン
ピンクとホワイトの花冠
花 材
♦ラナンキュラス
♦アルストロメリア
♦桜
♦カスミソウ
♦アジサイ
♦ジャスミン
♦ポトス
今回は、花冠、1つ当たりの値段:約1,200円で仕上がりました。
お花をもっとリアルで豪華なお花に変えれば、ブライダルにも使えます。
ホームパーティーでお子様に「花冠」も可愛いですね。
使い終えたら、花の向きを正面に向けてリースにして、お部屋に飾ることもできます。
是非、皆様もお好きなアーティシャルフラワーで世界でたった一つだけの花冠、作ってみて下さいね。