皆さんは、車で行く旅行と列車に乗って行く旅行だったらどちらが好きですか?
私は、車で行く旅行も好きなのですが、どちらかというと列車に乗って行く旅行の方が好きなのです。
ゆっくりと窓から綺麗な景色を眺めたり、珍しい建物を見つけたりすることはとても楽しいですよね。
また、ちょっとマニアックですが、駅内や車内アナウンスを聞いたり、列車が入ってきたときのビューとくる風が好きでもあります。
さて、今回は、聴くだけで列車に乗りたくなってしまうスタンダードジャズの有名な曲をご紹介します。
1939年「ビリー・ストレイホーン」が作曲し、1941年に「デューク・エリントン」楽団の演奏で発表した「Take the "A" Train:A列車で行こう」という曲です。
「A列車」とは、ブルックリン東地区からハーレムに向かうニューヨーク市地下鉄A線のことです。
ハーレムを過ぎてからも線路はマンハッタン北部まで続き、路線長は31マイル以上で世界最長の地下鉄だそうです。
「Take the "A" Train:A列車で行こう」とは、「ハーレムに行ってジャズを楽しむなら"A"看板の電車に乗ると早く着けるよ」とう意味だそうです。
ちょっと面白いメッセージでもあり、また、シンプルなメッセージでもあるタイトルですね。
小学生の時ジャズバンドに入った理由は、この「Take the "A" Train:A列車で行こう」をやりたくて入ったといってもいいぐらい大好きな曲です。
ジャズではとても有名な曲ですので、皆さんもどこかで一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?
私が今回おすすめしたいものは、私がやっていたビックバンド編成のアレンジのものです。
楽器がたくさん使われているので、とても華やかで、ソロも取り入れられていて元気になれるアレンジになっています。
ちょっとこれも私の好きなマニアックな部分なのですが、終わりのところで今まで華やかな演奏から少し演奏をボリュームダウンするところがあるのですが、その部分が大好きなのです。
私もジャズバンドに入っていったときに、先生の小さくなる手ぶりを見ながら、ボリュムダウンしていました。
私の楽器は、メロディーじゃなくてバック音なので本当に小さくしていました。
もしかしたら、吹かなくても分からない感じかも?
是非、宜しければその部分に耳を傾けながら聴いてみてくださいね。
それでは、「Take the "A" Train:A列車で行こう」を聴いて、元気に列車に飛び乗ってみましょう!