今年の夜桜、皆さんは見に行きますか?

 

昼間のピンク色の綺麗な桜も綺麗ですが、ライトに照らさせた透明感のある夜桜も綺麗ですよね。

 

 

 

 

今回はそんな夜桜に合うジャズの名曲をご紹介します。

 

実はこの曲には、「恋人の関係から友達に戻る」というような内容の歌詞がありますが、私がおすすめしたいのは歌詞のないもの「アルトサックス」のものになります。

 

 

ジャズが好きな方には知らない人がいないぐらい有名な「Charlie Parker:チャーリーパーカー」の「Just Friends:ジャストフレンズ」です。

 

 

アルトサックス奏者のチャーリーパーカーは、スイングジャズとは違う「ビバップ」「モダンジャズ」を創生しました。

 

「ビバップ」「モダンジャズ」は、1940年代のジャズで、主に3~6人ほどの少人数のバンド構成を基本としています。

 

曲のメロディーはあるものの、その場に合わせてアドリブが多く取り入れられるのが特徴で、アドリブを楽しむためのジャズだともいわれています。

 

 

速いメロディーが多い中、この「ジャストフレンズ」はバラード曲になります。

 

 

私が夜桜に合うと思うのは、初めと途中に入るゆったりとした綺麗なメロディー。

 

その中で奏でられるカッコイイサックスのアドリブと、とてもマッチしていて素敵な曲になっています。

 

 

 

夜桜といえば、これは余談になりますが、

 

私が新入社員のとき、夜桜をみながら飲み会をする春のイベントがありました。

 

毎年、男性の新入社員が場所取りをすることが恒例になっていて、その方も仕事の合間に一生懸命に場所を確保していました。

 

しかし、その場所が全然桜が見えない場所だったらしくて上司の方には不評でした。

 

酔いのまわった男性の社員の方に「ちょっと、桜見えないんだけど・・場所取り間違ってない?仕事できないんじゃないの?」とすごく絡まれていました。

 

 

その飲み会の帰り道。

 

新入社員同士だからこそ話せることもありますよね。

 

まだ、入社して2週間。

 

慣れない仕事の合間の場所取りが大変だったこと、皆が来るまで3時間も寒い中待っていたことなどを、私に話してくれました。

 

話を聞いている間、その男性の新入社員の方も張り詰めた心の糸が切れてしまったのか、涙目になってしまって。

 

私は、「うん。うん。そうだよね。気持ちわかるよ。」とただただ話を聞いて慰めることしかできなくて。

 

少し冷たい風にさらさらと揺れている透き通ったピンク色の夜桜を見上げながら、新入社員同士励まし合ったのを覚えています。

 

その時の、同期の男性社員は、6ヶ月の研修も終わり他県の営業所へ。

 

そして、5年後、営業成績が1番になったと風の便りで聞きました。

 

私の懐かしい夜桜の思い出です。

 

 

 

 

さて、お話を戻しますが、
 

私が経験してきたのは皆と楽しむジャズ「スイングジャズ」だったので、この曲を聴いたときの感想はズバリ、「カッコイイ!」でした。

 

私にはとても真似できない速すぎるサックスのアドリブ技術。

 

本当に「素晴らしい!」としかいいようがありません。

 

 

 

是非、夜桜を楽しむとき、自分だけのゆっくりとした春の夜の時間を過ごしたいときにでも聴いてみて下さいね。

 

それでは、チャーリーパーカーのカッコイイ「アルトサックス」で素敵な夜をお過ごし下さいませ。