一つの大きな花器にいけるだけがいけばなではありません。

 

小さな器をたくさん集めて一つの作品にすることもできるのです。

 

 

皆さんのお家に豆皿やおちょこなどの小さな器はありませんか?

 

小さな器って、可愛くてついつい集めたくなってしまいますよね。

 

今回は、そんな小さな器をたくさん集めてお花をいけてみましょう。

 

とても小さくて可愛いお花の作品がたくさんできますよ。

 

 

それでは早速、いけばなのお稽古を始めてみましよう。

 

 

今回使うお花は、お好きなお花で大丈夫です。

 

お庭で育てているお花やお好きなお花を購入して用意して下さいね。

 

ですが、あまり大きなお花は適さないので、小花や短くできるお花を選びましょう。

 

 

 

STEP.1花器になる小さな器を集める

まずは、お家の中にある小さな器を集めてみましょう。

(分かりやすいように、ダイソーで身近な器を集めてみました)

 

 

今回は、おちょこ×5個とアクセントに豆皿×1枚を使い、合計6個の花器でいけてみたいと思います。

 

 

 

♦複数の器を選ぶ場合、少しだけポイントがあります。

 

 

①材質は、まとまりやすいように統一してみましょう。

 

②全部同じものにしないで、大きさ、色、形、模様に変化をもたせてみましょう。

 

 

 

 

STEP.2花台を制作する

(今回は、分かりやすいようにセリアで揃えました)
 
 

 

①花台になりそうな板を用意します。

 

(私は、MDFボード(縦45×横30cm)を使用しました。)

 

 

②お好きな柄のインテリアシートを用意します。

 

(私は、ヴィンテージカラーのブラウンを使用しました。)

 

 

③板にインテリアシートを貼ります。

 

 

♦側面の部分にもかかるようにして裏面に折り込み、貼ります。

 

♦粘着力が弱ければ、テープなどで固定します。

 

 

 

STEP.3花台の上に器を載せる

 

 

同じ台に載せることで、複数の花器を使用しても統一感がでます。

 

 

 

STEP.4それぞれの器にお花をいける

 

一つひとつのお花をを丁寧にいけてみましょう。

 

 

 

「レースフラワー」「フリージアの蕾」の組み合わせ。

 

 

 

♦レースフラワーのボリュームはそのままで、フリージアの蕾だけを使いました。

 

 

 

 

 

 

「こでまり」「スターチス」の組み合わせ

 

 

 

♦ピンク色のスターチスをぎゅっと閉じ込め、繊細なこでまりを差し込みました。

 

 

 

 

③鮮やかな黄色の「フリージア」

 

 

 

♦満開の鮮やかなフリージアをマッスいけにしてみました。

 

 

 

 

 

④淡いグリーンの「カーネーション」

 

 

♦器の中に模様があるときは、花の本数を少なめにして、模様を見せるようにしてみましょう。

 

 

 

⑤大きな「パンジー」を一輪で。

 

 

♦パンジーのような少し大きめのお花の場合は、それだけで存在感があるので、その存在感をいかしてあえて一輪で。

 

 

「ビオラ」の浮き花

 

 

 

♦豆皿に鮮やかな色の違うビオラを水の上に浮かせました。

 

 

 

 

 

STEP.5同じ台の上に配置して完成
テーマ「お花の会席料理」

 

 

バランスをみてそれぞれの小さないけばなを配置します。

 

♦今回は、規則的に配置してみましたが、自由に配置を変えてみましょう。

 

 

 

 

 

可愛い小さな器をたくさん集めたいけばな。

 

いかがでしたか?

 

大きないけばな作品にも負けない華やかさがありますよね。

 

しかも、とても可愛いです。

 

また、茎が短い分、お花の色が強調されてさらに鮮やかに見えます。

 

 

 

このように、日頃のお料理を作るように楽しくお花をいけてみて下さいね。

 

 

 

今回もお花のお稽古、お疲れさまでした。

 

 

引き続き、お花のある素敵な暮らしをお楽しみ下さいませ。