皆様は、最近「絵」を描くことはありますか?

 

私は、小さい頃から絵を描くことが大好きで今でも続けています。

 

もちろん、私も毎日絵を描くなんてとてもそんな時間はとれません。

 

時間が空いたら少しだけ進め、また時間が空いたら少しだけ進める。

 

そんな感じでずっと絵を描いています。

 

 

絵を描いているときは、不思議なことに絵の世界に入っているような感覚になることがあります。

 

それだけ、集中できるということなのですね。

 

私はそんな集中している時間がとても好きなのです。

 

 

以前はアクリル絵の具を使って、デザイン画やイラストを描くことが多かったのですが、最近は、植物画・水彩画を極めたいという気持ちでいっぱいです。

 

透明水彩絵の具から描かれる、あのふわっとした淡い色彩が今は大好きです。

 

 

これは、私が透明水彩絵の具を本当に初めて使って描いた最初の水彩画。

まだまだ、粗削りですが思い出深い好きな作品です。

 

 

「L’OCCITANE:ロクシタン」のロゴの紙袋がありますね。

 

これは余談ですが、ロクシタンの有名なハンドクリーム。

 

私はこのハンドクリームの絵の具のようなチューブの形がとても好きです。

 

創業者の「オリビエ・ボーサン」氏のお母様が絵を描いている姿を見てデザインされたことが由来のようですね。

 

「お母様との思い出のデザイン」。なんて素敵なお話なのでしょうか。

 

 

さて、お話を戻しますね。

 

「絵」を描くときのモデルは、特別な材料を揃えなくても、こんな紙袋やブリキのじょうろのような身近な素材が絵の材料になりますよね。

 

絵で描くと、また写真とは違った、なんとも言えない温かさや柔らかさ、懐かしさが表現できて私は好きなのです。

 

これが私が絵を描く単純な理由なのですが、では、絵を描く本当のメリットとは何でしょうか?

 

それでは、いくつか例を挙げてみたいと思います。

 

 

絵を描くときは「右脳」を使う

 

人間は生まれてから少しの期間、「右脳」で行動し、それが知識を勉強するようになると「左脳」が発達し、理論的な考え方ができるようになっていくといわれています。

 

文字を覚えるのは「左脳」で、文字を並べて意味を考えるのは「右脳」

 

本を読んだときに、情景が頭に浮かびやすくなるのは「右脳」

 

話を覚えていてそれを人に多く話すことができるのは「左脳」

 

そう考えると、テレビや新聞、ネットなどの情報量が多い時代の脳は「左脳」が多く使われているのかなと私は思います。

 

そこで、今度は「右脳」を多く使うことによって脳のバランスが良くなります。

 

「脳のバランス」が良くなると、リラックス効果が高まります。

 

 

 

脳が活性化され、配色の勉強にもなる

 

手に鉛筆や筆を持ち、多くの鮮やかな色の中から色を選び、絵を描く動作は、脳に刺激を与え、脳が活性化されます。

 

また、色を組みあわせながら描いていくので、日頃の洋服選びやインテリアの配色などの参考になります。

 

 

集中力とストレス解消

 

絵はある程度の時間、集中しなければ描くことができません。

 

これは意識的に集中するというより、無意識に集中してしまうといった方が正しいのかも知れません。

 

もし、嫌なことがあっても、絵を描いているときだけは集中しているので、そのことを忘れることができて、結果ストレス解消にもつながります。

 

 

 

記憶力がアップする

 

頭に残したい情報は、文字を使うより、絵を描いて覚える方が記憶として定着すると言われています。

 

私も、文字だけではなく「いけばなの作品」をノートにスケッチして残しています。

 

すると、結構前の記憶を頭の中でたどることができているように思います。

 

 

観察力が増す

 

絵を描くには、物をよく観察しなければなりません。

 

物をよく観察しながら描いているうちに、普段の様々な場面でも、興味や関心が強くなります。

 

実は私、間違い探しや画像の変化のクイズだけには、意外と強いのです。

 

 

いかがでしたか?

 

細かく言えば、まだまだ、メリットはあるのですが「絵を描くメリット」には、このようにたくさんあることがお分かり頂けたのではないでしょうか?

 

 

それではデメリットはというと、

「時間がないと描けない」とか「評価されないと辛い」というところでしょうか?

 

もちろん、それでお仕事されている方はこのお話とはまた違った大変なものがあるとは思いますが、今回はあくまでも趣味のお話なので、メリットの方が多いかなと思います。

 

 

時間がないと描けない

 

小さな作品にしたり、ノートに日記代わりのイラストを描いたり、育児で忙しい方はお子様と一緒に絵を描いてみるのもいいですね。

 

もちろん、まとまった時間がとれなくても大きな作品も描くことはできます。

 

その場合は、時間をかけて3ヶ月に1作品、もしくは1年に1作品のペースで仕上げることもできます。

 

 

褒められないと辛い

 

これはたしかに、作品を褒めてもらえると自分のモチベーションも上がるので大切なことですね。

 

でも、これはあまり気にしなくても大丈夫だと思います。

 

もし苦手でも何回か描いているうちに、少しずつ腕があがってくることが自分でも分かるようになってきます。

 

そうなると、「私って意外と上手かも?」なんて嬉しくなってしまって、きっと自分で自分を褒めてしまうときがやってきます。

 

何をやるのもそうだと思いますが、失敗しても、難しくても自分を褒めながらモチベーションを上げていくと、楽しくなってくると思います。

 

あくまでも、自分が「絵を描きたい!」と思う気持ちこそが大切なんだと思います。

 

 

私は、今まで趣味で絵を描いている方々に、たくさんお会いする機会がありました。

 

皆様、楽しそうに自分の描いた絵を私に説明してくれて、上手い、下手なんて気にしている方はいませんでした。

 

また、私にあえて話さなくてもいい、自分なりに失敗したところも笑いながら丁寧に教えてくれるのです。

 

ですから、こちらも自然と笑顔になってしまって、最後には皆さんで笑いながら「褒め合い会」みたいになってしまって、とても楽しかったのを覚えています。

 

 

もし、絵を描いてみたいのに、「私苦手だから・・」という思い込みの理由だけで、描かないのはとてももったいないですよね。

 

これからも私は、絵を描くことを楽しんでいきたいと思っています。

 

 

 

もうすぐ、4月。

 

綺麗な桜も咲いて、何か新しいことを始めたくなってしまうこの季節。

 

好きなことはもちろんのこと、今まで苦手だと思っていたことにも挑戦する良い機会かもしれませんね。