もうすぐ、「桃の節句:ひな祭り」ですね。

 

とっても可愛いピンクの桃の花

 

早速、桃の花を使って「桃の節句」のお花をいけてみました。

 

 

 

 「桃の節句」のいけばな

 

 

 

 

    

花 材

桃・こでまり・チューリップ・菜の花

 

 

 

実は桃の花をいけるときは、私はあまり生徒の皆さんに細かく指導をしたことがありません。

 

その代わり、生徒さんには春の情景だけを伝えています。

 

 

 

「ピンクの可愛らしい桃の木があります」

 

「その木の下には、一面の鮮やかな黄色の菜の花畑が広がっています」

 

「そこには、優しい春の風が吹いています」

 

「子供たちは菜の花畑を元気に走り回り、楽しく遊んでいます。」

 

 

 

こんな春の情景を想像をしながら楽しくいけてみてくださいね・・・と。

 

 

そうすると、生徒の皆さんは、手を止めることなく、楽しく春の情景を想像しながら思い思いの「桃の節句」のいけばなを仕上げて下さいます。

 

生徒の皆さんの「桃の節句」の作品をみていると、可愛くて、鮮やかで、こちらがいつも元気をもらえます。

 

 

この時期、桃の花は女の子のいるご家庭では飾る機会が多いと思います。

 

私のいけばな教室でも、女の子がいる、いないにかかわらず、この時期は皆様一斉に「桃の節句」のいけばなをいけます。

 

 

私は、桃の花を自分自身のためにいけて欲しいと思っています。

 

 

この時期に可愛く咲き誇る桃の花は、「桃の節句」のためだけではなく、本来春の季節を楽しむものです。

 

是非、皆様も穏やかな「春の情景」を思い浮かべながら、可愛い桃の花をいけてみましょう。