第1回第2回はこちらからご覧ください。

 

 

 

 

 

 

「一花一葉」のお稽古、今回で第3回目となります。

 

今回は前回と同じ花器を使い、お花と葉だけを変えていけてみましょう。

 

 

私が自由花をいけるときに、よく使っているおしゃれに見せる葉物のテクニックを今回特別にご紹介します。

 

 

是非、楽しみながら、ハンドメイド作品を作るような感じでいけてみましょう。

 

なお、今回はお花はあまり切らず長いまま使い、葉を裂いたり、結んだりしながら

葉にアレンジを加えていきます。

 

 

決して、同じようにならなくても気にする必要はありません。

 

私達人間に個性があるように、植物にも個性があります。

 

今手の中にある植物の特徴をつかみ、その個性を生かしてみましょう。

 

 

なお、このカリキュラムはステップ1~4まであります。

 

今回もあせらず、順番にやってみましょう。

 

 

それでは、第3回目の「一花一葉」のお稽古を始めてみましょう。

 

 

今回、私が選んだお花は「ラナンキュラス」葉は「ニューサイラン」です。

 

 

STEP.1直線をいかしスタイリッシュに

 

 

①ニューサイランを何もアレンジせず、真っすぐに入れます。

(長かったら、花器に合わせてバランスの良いところで切ってください。)

 

②ラナンキュラスも長いまま前に真っすぐに立てます。

 

 

♦とてもシンプルですが、ニューサイランがスッキリしていて直線的なのでとてもおしゃれに見えます。

 

♦花器からニューサイランの葉先まで斜めにならず、真っすぐにすることがポイントです。

 

STEP.2くるっと円を描いて可愛らしく

 

 

①ニューサイランの真ん中の芯の部分に沿って、指でゆっくり広げ少しだけ切れ目をいれます。

 

②ニューサイランを手の全体を使い、優しくしごいて曲げやすくしておきます。

 

②ニューサイランの先を裏面から表面に向かって切れ目に通し円にします。

 

③ラナンキュラスはニューサイランの円の中を通るように、上から花器に入れ少し斜めにします。

 

 

♦ニューサイランを丸めることで曲線ができ、優しいイメージになります。

 

 

 

STEP.3巻きつけてチューリップのように

 

①ラナンキュラスをニューサイランの前面から切り込みに入れます。

 

②切り込みに入れたままラナンキュラスとニューサイランを花器に入れます。

 

③ニューサイランを右側から前に持ってきて、ニューサイランにくるくると巻きつけます。

 

④巻きつけたニューサイランの先は花器の中に一緒に入れて止めます。

 

 

♦チューリップのように葉をつくるようなデザインです。

 

♦春の柔らかいイメージにぴったりです。

 

 

STEP.4葉をリボンのように裂いて、結んで

 

①ニューサイランは真ん中で縦にスッと裂いて2本にします。

 

②2本のニューサイランはそれぞれお好きなように1~2個結び目を作ります。

 

③ラナンキュラスを先に花器に入れます。

 

④ラナンキュラスを中心に、結び目を作ったニューサイランを花器に入れ、お好きなデザインで組んでいきます。

 

⑤そのとき2本のニューサイランを合わせて結んだり、ラナンキュラスの茎に結んだりしてみましょう。

 

 

♦葉をリボンのように裂いて結ぶとアートな作品となり、目を惹きます。

 

♦いけ方に慣れてきて、遊び心のある作品にチャレンジしたいときにおすすめのいけ方です。

 

 

 

いかがでしたか?

 

「一花一葉」の第3回目のお稽古はこれで終了となります。

 

 

 

いけばなって敷居が高いと思われがちですが、やってみるととてもリーズナブルでおしゃれなものです。

 

昔の敷居が高いいけばなのイメージが変わられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

さて、次回「第4回」は「ハラン」という葉を使って「一花一葉」の作品をいけていきます。

 

是非、良かったら次回もご覧ください。

 

お疲れさまでした。