ちょっとだけお散歩ネタを挟みましたが、またお懐かしネタに戻ります。
もっとも、これ以降はまたしばらくアップ出来そうに無いですが;;;
スキャニング元のプリントには、何の記載もありませんでしたが、
走ってる形式と「つばさ」という列車名で、一発で板谷峠付近と分かります。
yasuも、50系鈍行や719系などで幾度も通ってる路線ですから、なじみ深いです。
各車に搭載するエンジンは500psと、
数値的には板谷峠の33‰を、余裕で自力登坂出来る筈だったキハ181系。
ところが、上野から福島まで最高速度120kmの連続高速運転をこなし、
そこから板谷の急勾配を、これまたエンジン全開で登らなければならないのですが、
ただでさえ、現在主流の直噴式では考えられない、燃焼効率の劣悪なDML30・・・
自然空冷のラジエータでは、急勾配の低速走行時に
冷却不足でオーバーヒートが頻発となる事態に;;;
結局は板谷峠で、EF71のアシストが必要となってしまいましたね。
しかし、秋田まで電化したのを機に、この485系1000の投入で漸く補機が不要に。
他の東北特急に使用する485系・583系の編成もですが、峠越えが随所に存在する事から、
8M4T、13両編成でも8M5Tの強力編成でした。
編成出力は、ほぼEF66のパワーに匹敵します。
板谷峠では定番撮影ポイントの様な気がしますが、残念ながら、架線柱の影が・・・
中途半端な位置で止まってるヘッドマーク。
ラッキー♪ と歓迎する撮影者も案外いたんじゃないかと思います(笑)
EF71の引く、14系臨時特急つばさ。
新在直通工事開始前まで、多客時にはほぼ運行してたかと思います。
米坂線に乗る為に米沢駅のホームで待っていると、かなりの確率で遭遇したものです。
皆さんお分かりとは存じますが、基本的に交流電関は、
低圧タップ制御にしろサイリスタ連続位相制御にしろ、
スムーズな電圧制御のお陰で粘着性能が高く、
D型で直流のF型に匹敵する性能といわれ、D型が主流です。
直流電気は直接の電圧制御が不可能で、抵抗器で段階的に熱変換しての階段状の特性。
(103系や115系で起動、力行時に発生する、あの衝撃ですね。電関はもっと細かいですが。)
ま、高速で電流をオンオフする力行制御で、同様の粘着性能を実現した
電機子チョッパが登場しましたし、今となってはVVVFインバータなんてのが主流ですけどね。
と、理屈では分かっていたんですが・・・
子供心に見た目のショボさは遺憾ともしがたく;;;
都会や日本の大動脈を走る、EF65やEF66が羨ましくて仕方が有りませんでした。
前置きがえらく長くなりましたが、つまりEF71は、身近で唯一のF級という、
yasuにとって別格な存在だったりした訳です f^_^;
おまけ・・・
多分、「急行ざおう」ではないかと。
確か、上野から郡山まで、磐越西線経由、新潟行きの「いいで」や、
会津若松、喜多方行きの「ばんだい」と併結して、
ざおう自体は奥羽本線を山形まで運転・・・だったと記憶してますが;;;
455系での運転(こっちは 「まつしま」などとも併結)も有りましたが、
キハ58で運転していた列車も、ご覧の通り峠を自力で抜けてたようで、
急行運用とは言え、かなり登りはきつかった筈;;;