【「脳の仕組み」を利用した大人の英語学習その②:記憶の仕組みを利用する】 | 世界へ羽ばたく最初の一歩@ビジネス英語プロマイスター清水健雄

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その①の記事はこちら 

 

今回はその②である「記憶の仕組みを利用する方法」をお伝えします

 

普段、私たちが触れる情報量は膨大であるため、「短期的に情報を入れておく場所(海馬)」と「長期的に情報を保存する場所(大脳皮質」が存在します

英語力を付けるためには、大脳皮質に英語学習で身につけた情報を保存させないといけませんが、どのようにしたらいいのでしょうか?

 

記憶の仕組みを簡単に説明するとこのようになります:

まず、外部からの全ての情報は海馬に「短期記憶」として入れられ、「この記憶は自分にとって重要不可欠か、または生命にとって危険かどうか」という基準で、いらないものは睡眠中に捨てられます

海馬が「この情報は必要不可欠、覚えておかないと生命にかかわる」情報と判断してはじめて、「長期的に情報を保存する場所」である大脳皮質へ移動します

大脳皮質へと移される記憶は、「必要不可欠で命の危機にかかわる」ものばかりではなく、「強烈な印象として残っているものや、深く感銘を受けたもの」なども含まれます

海馬に「大事な記憶」と判断させればいいわけですが、どのようにすればいいのでしょうか

まず大事なのは、コツコツと繰り返し行なうことです

英語の単語や熟語、英文法などは「必要不可欠で生命の危険にかかわる」ものではありませんので、すぐに捨てられる記憶(忘れてしまう)となります

「エビングハウスの忘却曲線」というものがあるのですが、人は「20分後には全体の42%忘れている」のだそうで、「1ヶ月後には79%」忘れています

しかし、「忘れる⇔覚える」を毎日繰り返すことで、徐々に海馬はその情報が重要であると認識していき、長期記憶の保存場所である大脳皮質に定着しやすくなるのです

そしてもう一つは、「エピソード記憶」と呼ばれているものを利用するのです。

『脳科学辞典』によりますと、エピソード記憶とは次のように定義されています

陳述記憶の一つで、「個人が経験した出来事に関する記憶」であり、出来事の内容 (「何」を経験したか)に加えて、出来事を経験したときのさまざまな付随情報(周囲の環境すなわち時間・空間的文脈、あるいはそのときの自己の身体的・心理的状態など)と共に記憶されていることが重要な特徴である

具体的な方法としては、次のとおりです。

印象に残っているストーリーを作りながら英単語を覚える ⇒ 画像イメージ(リンゴを日本語ではなく画像を想像しながら)で英単語を覚える

この記憶方法は、成人にピッタリの方法です。エピソード記憶は論理的な方法であるからです

たとえば、「リンゴ」という単語を覚えたいとします。「リンゴ」の画像をイメージしながら、あなたの最も印象に残っているエピソードを思い出してみるのです

 

印象が強烈であればあるほど、長期記憶としての定着がスムーズになります。

あなたの年齢に合った記憶方法を使うことで、英語学習がより効率的になりますので、暗記だけに頼った方法で覚えていたのなら一度視点を変えて取り組んでみましょう

 

 

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