重田清一(#10) 外野手 慶応義塾大学 | 『一人暮らしの猫飼い』

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●重田清一(#10) 外野手 慶応義塾大学
昨年に引き続き、神宮球場に足を運んで、大学野球を観戦している。
OBだからと、あるいは何かしらの縁か接点を探して、特定の大学に肩入れすることなく、いい試合を知れくれればいいと思ってみている。
東京六大学野球連盟の春季リーグ戦について、昨年から見続けた中で、(密かに)注目している選手もいれば、こうなればお面白いと、勝手な願望、妄想を抱いている。

冒頭の写真は、各大学が試合の際に(応援席)入場口で配布している、ビニール製のファイル。
(一般に"クリアファイル"と呼ばれているが、印刷されており、クリアの部分は全くない)
各大学の主将6人を起用し、6種類のファイルを作成し各大学の応援団(指導部)が、入場口で配布している。
昨年から始まったようだが、昨年の秋は、B5サイズだったが今季はA4サイズとなった。
試合開催日に、何枚配布するのか(何枚作成するのか)は、各大学の裁量で、統一されていない様子。


慶応大学の試合、対明治戦を観戦した際に、応援指導部からもらったファイルが冒頭のもの。
主将を務める、重田清一 外野手。
重田清一が、"おぼっちゃま"かどうか、真偽はわからないが、佐賀県出身で佐賀西高校から、(一浪を経験して)一般入試で慶応大学に入学している。
慶応義塾大学野球部の部員は、神奈川の慶応高、慶応湘南藤沢高、埼玉の慶応志木高校から、内部進学の選手が大半で、重田清一以上に、"おぼっちゃま"にふさわしい選手がいただろうと想像する。
慶応野球部を代表して、世間一般の"慶応義塾"のイメージを、ウケるコピーにしたファイル。
ともかく、大学野球に関心をもってもらい、神宮球場に足を運んでもらう、リーグを活性化する方策として作られたのだろう。
慶応の重田清一のほか、早稲田の石井一成、明治の柳裕也、立教の澤田圭佑、法政の森川大樹、東大の克志。
それぞれのファイルとそのコピーは、別の機会に紹介したいと思う。
柳、澤田、石井のファイルは、ドラフト会議での指名結果次第では貴重な品になるかもしれない。

重田清一について、春のリーグ戦、慶応の試合を観戦したが、残念ながらレギュラーとして先発出場せず、試合中盤以降に交代出場。
5番(レフト)に座る、岩見を筆頭に、沓掛、山本瑛大ら、大柄なな選手が多い慶応の中で、小柄な印象になってしまうが、堅守の外野手。
交代出場のため、(このブログ記事を書いている、4月30日時点で)打席数が少ないこともあり、未だヒットを記録していない。
(9打席7打数0安打2犠打)
攻守交代時、ベンチからでて、出場選手たちに声をかける。
円陣を組み、中央で指示を出す。




顎がゆがむほど、声をあげ、チームを鼓舞する。



主将の役目を果たしているのだが、自身のバットでチームをけん引したい。
慶応大学の試合について、あと何試合観ることが出来るか、重田清一のクリーンヒット、3塁ベースを蹴って、本塁へ滑り込む姿を見届けたい。

試合開始前、ベンチ前から、ホームベース前に駆ける。
主将以下、選手、学生コーチ約30名を率いて、駆ける重田清一。


慶応大学は、開幕前に私が懸念していた状況になりつつある。
エースの加藤拓が先発登板する試合は、負けることは考えにくいのだが、加藤以外の投手が先発する試合では、簡単には勝てそうにない。

対明治戦、一回戦9回裏に同点に追いつかれ、延長12回1対1で引き分け。(加藤拓12回完投、自責点0)
※慶応が挙げた得点は、加藤拓の内野ゴロによる1点のみ。

2回戦、加藤拓が登板せず、他の4投手が打ち込まれて0対10で惨敗。(4安打完封敗)
3回戦、延長10回ソロホームランで辛勝、加藤拓が先発登板、10回無失点で完投勝利。
4回線、加藤拓が登板せず、他の6投手が打ち込まれて0対18で大惨敗。
(5安打完封リレーを喫す)


加藤拓が先発登板した2試合について、22回を1失点(自責点は0)で抑えるも、慶応打線も点が取れずに1勝1引分け。
加藤拓が登板しない試合は、他の投手が打ち込まれて、2試合18回で28失点で、当然0勝2敗。


対明治戦は、加藤拓と柳の投げ合い。

半年後のドラフト会議で1巡目で選択される可能性のある、投手の投げ合いの末、勝ち点を失ったが、これから対戦する、(澤田を擁する)対立教戦でも、同じ悪夢が再現される危険性がある。

加藤拓におんぶにだっこ、加藤拓がリーグ戦中に"へばった"時、(最終カードの)慶早戦で、"刀折れ矢尽きる"。
宿敵早稲田に、優勝を献上する事態になりかねない。



重田清一、チームを加藤拓に依存しない形に!。


春のリーグ戦、各大学実力伯仲、混戦でどの大学が優勝するか分からない展開になりそう(そうなってほしいの)だが、加藤拓に依存度の高い慶応はそこから脱落する可能性が高い。