鮫島優樹 投手 三菱重工業広島 | 『一人暮らしの猫飼い』

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●鮫島優樹 投手 三菱重工業広島
7月に東京ドームで行われた、社会人野球の全国大会、第86回都市対抗野球大会。
未だ引っ張っているのかと指摘されそうですが、10月になっても書かせて下さい。
三菱重工業広島の主力投手の、鮫島優樹。
1988年4月15日生まれ27歳。
昨年も指名候補として名前が挙がってはいたのだが、私にとっては今年初めて見た投手だった。
今年三菱重工業広島は準決勝対大阪ガスに敗れ、第3位となるが、大きく貢献したのが鮫島優樹投手。
1回戦、対明治安田生命戦を観戦したが、9回をわずかに3安打無四球完封、ある回では3者連続の空振り三振もあった。
球速表示では、特別に速い投手ではなかったが、打者にとっては急速以上に速く見える、キレが有りなおかつ、コントロールに優れた投手だった。
都市対抗野球大会では、2試合に登板し17回を投げわずかに1失点。
大会優秀選手として表彰を受ける。


 

1988年生まれ、プロ入りした選手で言えば、田中将大、斎藤佑樹の世代となる。
今年27歳となると、ドラフト会議で指名が有るか微妙な年齢だったが、可能性はゼロではない。
公表されている身長と体重は、178センチ 82㎏。
斎藤佑樹はプロで苦戦しているが、斎藤よりがっしりしている印象。
同学年で10年前は、同じ舞台に立つことはなかったが、同じプロの舞台に立つ可能性も有る。
球速だけではなく、コントロールを信条として、1球づつ精度を上げればプロでも十分活躍できると思う。
都市対抗野球大会で、鮫島を評価する際に、重視するべきは奪三振の数ではなく、与四球、1回戦の明治安田生命戦の“無四球”を評価するべきだと思う。

3回戦(対NTT西日本戦での雄姿)




今大会の三菱重工業広島は、久々に準決勝に勝ちあがるが、エースの鮫島が1,3回戦を、2、4(準決勝)回戦には新人の大下佑馬が先発。
決勝戦に勝ち上がっていれば、満を持して鮫島が登板していたと想像出来るが、準決勝に登板した大下は大阪ガス打線を抑えることが出来ず、5対2で敗退となった。
プロからのドラフト指名を蹴って、社会人入りしたかつての金光興二在籍時の1979年以来の決勝進出とはならなかった。


準決勝戦、攻守交代時にベンチ前でナインを見守る、鮫島と指名打者の松原。
メンバー表を見ながら気付いたのだが、鮫島と松原は同じ歳で誕生日も一緒だった。

準決勝試合終了後、ベンチ前でうなだれ、人目を気にせず涙する大下。
社会人1年目の大下、来年リベンジする機会が有るはず。


三菱重工業広島のペンチ入り選手がスタンドに投げ込んだサインボール。
外野手の市原一樹、指名打者として出場した松原匡志の物を手に入れた。
(実際にそのボールを投げ込んだのは、補強選手として出場したJR西日本の湧川雄貴だったと思う)



サインボールを選べるならば、鮫島の物が欲しかったのだが、手に入れられれば、誰の物でも嬉しい。


1988年生まれの世代。
知名度では筆頭格の、斎藤佑樹と同じユニフォームを着て、覚醒させてほしい。
もちろん、鮫島も活躍してほしい。