●引き際。
昨年12月に、上司の部長から、担当する長野県(中央線沿線）の3社について、担当を替えるとの話を聞いた。
社長の判断としての担当交代で、私が異議を唱える事もなく、先日1月10日後任担当者と年始で訪問し、引継ぐ。
遡って、12月27日金曜、仕事納めで午後から大掃除。
大掃除の後、2時間ほどの納会のあと解散となったのだが、営業部長と先輩社員のO氏が、別室で話し合いをしていた。
話合いの後、2人とも当然帰宅したのだが、なんとなくとしか言えない微妙な雰囲気、不穏な空気であった。
以前にも何度か有った、その不穏な空気から判断すると、O氏が退職する、辞意を伝えたのではないかと思った。
実際に、1月6日仕事始めの日、一緒に客先を訪問する際に、『辞める』との話を聞いた。
以前から、会社の方針とO氏の考え方が、ことごとく異なり、部長の他、社長専務とも折り合いがつかずに、ストレスをため込んでいる事は、見て取れた。
上司の部長から、2日後にO氏が辞める事について説明が有り、担当する取引先約15社について、引き継ぐ指示が有る。
期間は1月14日から20日まで、実質5日のみ。
普通に考えれば、無茶な話だが、やらざるを得ない。
事前に予定していた訪問先の日程を全て白紙にして、今週は引継ぎに専念する。
15日水曜は、船橋、越谷、八潮、足利と5社(6か所)回る。
移動中の車中で、O氏から昨年からの経緯等を話を聞いたが、想像通り会社の方針、社長部長の考え方に合わない為、辞めるとの事だった。
従来から担当する取引先が、約40社あり、その中で3社の担当を外れる。
但し、O氏から15社を引継ぐので50社を超える取引先を担当する事になる。
毎月注文がくる客先と、数カ月に一度の客先、年に数回、半年近く間隔が開く客先も含めての話だが、どう考えてもまともな判断とは思えない。
数年前から、以前に書いたブログ記事、【『週刊アスキー』の教え。 】を考える様になっていた。
客観的に考えて、今の会社に居る事は無理が有り、辞めるべきだと考えていたのだが、タイミングを逃して、ずるずると長居をしてしまった。
私が、会社を辞める時、55社の引継ぎを済ませるためには、数日では無く、数週間（1～2ヵ月）必要となるだろう。
O氏は、退職日を20日で申し入れし、その日程を社長が受理したのだが、私が辞める時、慰留されるだろうか。
引留めされるとき、数日では無く1ヵ月近く引留められそうで、労力を費やす事になりそうだ。
怠けの者の私は、引継ぎが面倒で、又辞める機会を逃しそうで、恐ろしい。