2006.08.01(火)ライオンズ石井貴『1球勝利投手』 | 『一人暮らしの猫飼い』

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2006.08.01(火)ライオンズ石井貴
●『1球勝利投手』
2006年8月1日火曜日夜、マリンスタジアムに足を運び、マリーンズ対ライオンズを観戦する。
●2006年8月1日ライオンズ対マリーンズ11回線(マリンスタジアム)
(NPB.or.jp 日本野球機構オフィシャルサイトより)

平日のナイトゲーム(開始時間は6時15分)、6時ちょうどに会社を出たとしても、総武線と武蔵野線(京葉線直通)を利用して球場に到着したのは、7時を過ぎていたはずで、到着時間は7時半近かったと想像出来るが、正確な時間までは記憶に無い。
その日の、ナイトゲームおそらく内野自由席で観ていたと思われるが、調べると先発投手は、ライオンズC・ギッセル対するマリーンズは清水直行であった。(二人とも右投げ)
試合は、ライオンズが先制しマリーンズが追いつき、1対1で終盤に入る。

問題は、8回裏マリーンズの攻撃。
ライオンズのマウンドには、先発投手のC・ギッセルが上がる。
(投球練習を8球行う)
先頭打者M・ワトソンを2塁手(高木浩之)のエラーで出塁を許すが、後続の里崎智也今江 敏晃を打ち取り、ツーアウトまでこぎつけるが、投球数が126球となり、向かえる打者が、左打者のM・フランコ
その状況下でライオンズベンチが動き、投手交代、ギッセル(右投げ)から、三井浩二に交代する。
レフトポール近くのフェンスが開き、VOLVOのリリーフカーに乗った三井が3塁線沿いに送られてくる。
3塁ベース付近で、車を降りてマウンドに向かうが、その時点で、今度はマリーンズベンチが動き、左打者のMフランコに代えて、右打者の堀幸一を代打に起用する。
ライオンズベンチは、堀幸一が代打に起用された時点で、三井浩二が投球練習をする段階で、指示を出したと想像出来る。
堀に対しては、“勝負を避けて歩かせる”と。
本音は、三井浩二では無く、別の右投手を使いたかったが、投手は少なくとも1人以上投げなければ交代出来ない。
左投げの三井は、右打ちの堀に対しては分が悪いと判断して、キャッチャーは腰を下ろして座っていたが、4球とも明らかにボールと判る外角への投球で、予定通りフォアボールを与える。
1対1の同点で8回裏ツーアウト、ランナーを2人置いた状況で、ヒットが出れば勝ち越し点となる場面、慎重になるのは判るが、試合が何度も中断するのは正直勘弁してほしい。
次の打者は、右打ちの大塚明との勝負を選択したライオンズ、三井浩二は、堀に対しての4球のみで降板した。(投球練習を8球投げながら)
ライオンズの3番手の投手は、右投げの石井貴がコールされたが、マリーンズベンチは、大塚明に代えて、左打者の平下晃司を代打に起用する。
すでにランナーを2人出している、ライオンズは平下に対しては歩かせず、勝負にに出るのだが、石井貴が投げた初球を、平下は打ち上げセンターフライ。
投球練習を(念入りに)8球投じた石井貴は、僅か1球で打ち取り、マリーンズには勝ち越し点を与えなかった。
ライオンズは、3人の投手が合計24球投じたのだが、2番手の三井は4球、3番手の石井貴は1球しか投球しなかった。
1番手で、先発投手のギッセルは、打者3人に20球以上投げただろうか?。
調べるすべが無く確認できなかったが、投げていないだろう。
結果として、3人の継投で打者5人に対して、0点に抑えた。
攻守交替し、9回表のライオンズの攻撃、清水直行、小林雅英を打込み5点を上げて勝ち越す。
9回裏のライオンズは、4番手投手小野寺力がマリーンズを抑えて、6対1で勝ったのだが、ライオンズが勝ち越したのが9回の為、8回を最後に抑えた投手が勝ち投手となる。
8回に打者ひとり、1球で打ち取った石井貴が、勝利投手となった試合だった。
100球以上投げても、勝ち投手になれない場合も有る、石井貴のように、1球で勝ち投手となる場合も有る。
それ自体にあれこれ書くつもりはないが、8回裏のマリーンズの攻撃に対して、ライオンズの投手は3人で、投球練習を合計24球投げたのだが、公式記録としては何球投げたのか?。
結果は、走者を2人出し、継投で抑えたのだが、何度も中断した試合展開、私の体感スピードは、きわめてノロく、ストレスが溜まった。
試合時間は、2時間47分で平均時間から短いだろうが、時間以上に長く感じる試合だった。

先日、2回にわたって、ブログ記事に書いた、
『試合時間短縮する方法』について考える。
『試合時間短縮する方法』について考える。(その2)
で提案したように、試合を中断させる、投手の投球練習を省かせる、ルールを導入できないだろうか?。
その日、ライオンズの2番手で登板した三井浩二、右打者の代打、堀幸一に対してボールを4球投げただけで降板したが、先のブログ記事で書いた、“エイトボール”ルールを適用すれば、投球練習を8球投げて、投球数は4球のみ、そこで降板するのであれば、次打者(の大塚明)に対しても4球以上投げる必要が有る。
4球のみで降板するのであれば、次打者に対しても、不足数4球をボールを投げたとみなして、大塚明はフォアボールを選択して出塁するか、あるいは選択せずに打つ事が出来る。
※フォアボールで出塁した、堀は大塚の選択に関わらず、2塁まで進塁できる。

三井浩二が、“エイトボール”ルールを避けるためには、最初からベンチの指示でフォアボールで歩かせる前提であっただろうから、投球練習を念入りに8球投げずに、全く投球練習しないか、4球以内にする
三井が投球練習を8球より少なく対応するのであれば、マリーンズの打者は強引に外角のボール球でも打ちに行くかもしれない。
ライオンズバッテリーは、確実に歩かせるため、白々しくキャッチャーは、座って外角のボールでお茶を濁さず、はっきり立って敬遠として歩かせる事になるだろう。

更に深読みすると、三井がマウンドに上がった時点で、マリーンズは代打堀幸一をコールしていた。
三井は、堀に対して4球で降板する指示は出されていたが、同時に、次に登板する投手を、ブルペンで1球でも多く、投げ込み(投球練習)させるため、じっくり時間をかけて投球するよう、指示がされていたかもしれない。
左打者に対して左投手を、右打者に対して右投手を、“ワンポイント”でリリーフ投手を起用するのを見続けると、正直飽きて来る。
飽きはしないのだが、投手交代で3分も試合が中断するのは、どうにかならないのかと、毎年考えている。

付け加えれば、審判に選手交代を告げる監督。
ベンチから出て、ゆっくり、ノロノロと球審に歩み寄る老体の監督。
その監督も、投手交代時には、ブルペンで用意している投手の為に、意図的に時間をかけて歩くのだろうと、想像出来る監督。
私が、見る限りの範囲で、主観に基づいて、時間稼ぎをしてノロノロと歩く監督は、イーグルス時代の野村監督、マリーンズのB・バレンタイン監督だった。
野村監督は、高齢で体が言う事が利かなくなっていた可能性があるが、ベンチから(ホームベース近くの)、球審まで駆け足で来れない監督は、年齢にかかわらずに、引退勧告を出せないだろうかとも、考えていた。