交流試合&祝勝会・慰労会【富士見丘アンジェリーナ】 | がんばれ少年・少女サッカー!

交流試合&祝勝会・慰労会【富士見丘アンジェリーナ】

11月18日(日)富士見丘アンジェリーナBチーム(低学年)は男子チームの富士見丘少年蹴球団が主催の1・2年生交流試合(8人制)に参加させてもらいました。
少女サッカーでは3年生以下のニーニャス杯などの大会はありますが、女子低学年だけで数チームと交流試合を組むのは難しく女子高学年チームとの組み合せでの試合となる為に時間的には1チームとの対戦で1~2試合が限界となってしまいます。
今回は男子チーム相手との事で対戦相手も3チームとなり久し振りにニーニャスメンバーでの試合となりました。
女子チームである富士見丘アンジェリーナは来年度もメンバー不足が予想されこの低学年BチームからAチームの試合に参加を余儀なくされる為、このような交流試合で低学年メンバーが試合経験を積む事は来年度のAチームに繋がると思います。
そして試合後は第16回東京都ニーニャス大会での東京都第3位入賞の祝勝会を兼ねて女子担当コーチと女子メンバー(3名欠席)で井の頭公園内の自然文化園に行って高学年チームと低学年メンバーの親睦を図りました。
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今日は8人制の3試合で1年生2名も加わっての交流試合

試合は10分ハーフの前後半8人制で行われました。


富士見丘蹴球団主催交流試合
【2年】

富士見丘アンジェリーナ ○1-0 富士見丘少年蹴球団


富士見丘アンジェリーナ ○1-0 高井戸東サッカークラブ


富士見丘アンジェリーナ ●0-1 塚戸サッカークラブ

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中心メンバーには失敗を恐れずに色々なチャレンジをして欲しい

第1試合は練習でミニゲームを行う事もある富士見丘少年蹴球団2年生チームとの対戦となりました。
今日は男子との試合でもあり勝敗の結果よりも試合慣れや男子の速い寄せを体感して学ぶ部分が主眼となりました。
試合ではどんどん失敗をしても良いからチャレンジをする、1度失敗したら次は自分で修正してみるなどを期待しましたが、1試合目に関しては逆に女子チームの寄せが速く一瞬のスピードで上回る男子のプレーを未然に防げていたと思います。
まだ足もとの技術や瞬発力では男子2年生に劣る部分があり今後も基礎練習への取り組みが必要ではありますが、今日の試合では劣っている部分をカバーする速い寄せや最後まで諦めずに守備に戻るなどの部分により勝利を引き寄せられたのだと思います。

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1年生も2年男子相手にしっかりプレスしてボールを奪っていました。
第2試合は1試合目に比べ得点チャンスが多い試合でしたが、試合展開に余裕があったせいか左足でシュートをチャレンジしても良い場面で右に持ち替えチャンスを逸してしまったりする部分がありました。
しかし他の失敗同様に今日のような試合の中で子供たち自らが『左で蹴れば良かった』と体感してくれる事が次のチャレンジに繋がり第3試合ではGKに弾かれましたが、咄嗟に自分の判断で左足のシュートを放つチャレンジが見られました。
第3試合では男子との経験のない試合から疲れが出ていたように見えました。
集中力が欠けて戻りが遅れたり寄せが無かったりと普段とは違う1日3試合はメンバーに新たな経験を与えてくれたいたと思います。
そんな状況の中でも参加チームの中で一番寄せが速く対戦チームを一方的に破っていた塚戸SCに前半0-0で折り返すなどの健闘も見られました。
後半はハーフタイムで言っていたDFと中盤の部分の注意点でミスが起き失点をしてしまいましたが、これも子供たちが次の機会では今日のミスを思い出し活かしてくれればと思います。
そしてこれから試合経験を積む事によって3試合目に切れ掛かった集中力を最後まで持続させる事や失敗を活かす事で今後の高学年チームで一緒にプレーする更に厳しい試合に繋げて欲しいと思います。
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今日の出足の速い寄せは男子チームを苦しめることが出来た。

そして試合を終え高学年メンバーと合流した低学年メンバーはコーチ引率で井の頭公園内の自然文化園に向かいました。
今日は練習がOFFになった6年生・5年生たちはコーチから『自分のお弁当は自分で作る』『料理の後の片付けもする』との課題が出されていました。
そして井の頭公園にはお母さんたちは同行せずにコーチ4名だけが引率し高学年メンバーは『今日は自分の事は自分で行う』との指示が出されました。
6年生が中心に3年生以下のメンバーをまとめ電車の乗り換え後の人数チェックなどを行いながら井の頭公園内の自然文化園に到着しました。
園内で高学年メンバーは自分たちで作ったお弁当を食べ、各自おにぎり1個おかず1品をコーチにご馳走してくれました。
担当コーチから『お弁当作りは大変だった?』と聞かれるとメンバーは『初めて揚げ物して大変だった』『楽しかったけど朝が早くて大変だった』との答えが返ってきました。
担当コーチはメンバーに『その大変な事を試合の毎にお母さんたちが早起きしてやってくれている事に感謝すること!』と今日の課題の趣旨を説明していました。
普段の試合遠征での電車の乗り継ぎもコーチや親任せだった子供たちが、今日は低学年メンバーの行動に目配りをしたり電車の降りる駅を気に掛けたりとサッカー以外での社会勉強をしっかり学んだと思います。
低学年メンバーもみんなを纏めたり注意しながら井の頭公園までの道のりを先導してくれる高学年の先輩を見て自分たちが大きくなった時の勉強も出来たと思います。
これがサッカー以外の事も学ばせてくれる地域のサッカーチームの良さであり学年単位で行動する事が多い男子チームとの大きな違いであります。
女子サッカー人口の少なさや少子化から起きる女子サッカーチームの色々な学年が一緒にプレーし活動する環境ですが、小学校でもなかなか経験出来ない高学年と低学年の交流が行えるのが現在の富士見丘アンジェリーナです。
今年はAチームとしての結果には恵まれませんでしたが、このような高学年と低学年の交わりる経験が今後の富士見丘アンジェリーナを担う低学年メンバーに見せられた事、チームとしては女子サッカー人口の拡大に女子チームとして低学年からの門徒を開く重要性が確認出来た事は次代の富士見丘アンジェリーナにとっては大きな前進であった1年だと思います。
娘たち高学年メンバー4名は蹴球団からの廃部、移籍勧告を受けた昨年12月からチーム存続の為に地域商店街などに部員募集のチラシを貼ってもらうようにお願いし、女子、男子チームに関係する保護者やOG、子供たちが一緒にサッカーをする仲間集めに奔走しました。
その中で廃部寸前だった富士見丘アンジェリーナ(低学年)が東京都3位の成績を収めるなどの結果をもたらし来年度のチーム存続は可能になりました。(5年生以下はまたメンバー集めをしなくてはいけませんが・・・)
今年のチームの一番大きな結果である富士見丘アンジェリーナ存続を磐石にするにもまた女子サッカーの仲間探しを行いたいと思います。

少女サッカーを通じて知り合った6~1年生には貴重な団体生活
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コーチたちの疲れは練習以上だった井の頭公園自然文化園

そして井の頭公園での祝勝会&慰労会はチームを存続させた高学年メンバー、ニーニャス東京都3位の低学年メンバー、メンバー集めに奔走し子供たちを支えてくれたお母さん方への担当コーチからの感謝の気持です。
残念ながらニーニャス優勝の約束だったディズニーランドではありませんが、子供たちは6年生から1年生までが大喜びで走り回り楽しい時間を過ごしていました。
またこのような機会を作れるように1月のきさらぎ杯(5年生以下11人制)に向けてメンバー集めを頑張って行きたいと思います。