試される娘の意識【ベレーザSS】 | がんばれ少年・少女サッカー!

試される娘の意識【ベレーザSS】

今日からベレーザSSの新年度が始まった。
味の素スタジアムでの仕事を終えた私は新たな年度を迎えたベレーザSSの様子を終了間際に30分間見に行って来ました。
昨年度の6年生が抜けメンバーは12名と昨年4月に開校した頃と同じような人数となりました。
昨年途中から女子の千駄ヶ谷スクールもオープンした影響も少しはあるのかも知れませんね。
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今年もスタートは少なめの人数で始まったベレーザSS

今日のベレーザSSでの娘は目を覆いたくなるような出来の悪さでありました。
娘を見ていて何時も思うのは良くも悪くも周りのレベルに馴染むのが早いのです。
昨年のベレーザSSのようにトレセンクラスの上級生とプレーするとその速さや当たりの強さを吸収するし、きさらぎ杯の時(レオナス・アンジェリーナ)のように同級生同士だと声も出し『自分がやらねば』と動きも積極的になる。
しかし低学年が増えたアンジェリーナでの練習に慣れるとすっかり3年生相手に又抜きをされる始末である。
今の娘が置かれている環境ではこのベレーザSSが唯一6年生同士で対等に練習が出来る場所なだが、普段のチーム練習との切替がまったく出来ていない。
娘が唯一人と対等以上に勝負が出来る運動量は見る影も無くベタ足で立っているのである。
当然詰めの早さも奪われ全くボールを奪えず、人が奪ったボールをパスでもらうのである。
南山コーチからも『自分がシュートしてカットされたボールは自分で取り返せ!それが出来ない奴はシュートするな!』『自分が取られたボールは最後まで追え』と注意されている2人が同じアンジェリーナのチームメイトである事に、現状のアンジェリーナの危機感を更に煽られた気分であった。
コートの1/4ぐらいしか動かずゴール前で入ってきたボールだけシュートをする。
広いピッチの中でアンジェリーナの6年生2人だけがその状態であり普段の練習で全力疾走する事の減った影響が確実に出ている事を感じた。
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上級生と練習する上手な3年生に抜かれてしまうのかも・・・
見学に来ていた5年生が『良いポジション』と言っていたが、それは上下動の無いアンジェリーナ組が攻守の切替が早い他のメンバーから置いて行かれ自然に誰も居ない所でロングボールを受けられるのである。
娘はアンジェリーナでの練習では抜かれる事も無く、抜く事も簡単に出来るがそのプレーのスピードや精度は確実に他チームの6年生のレベルから置いてかれている事を痛感した。
レベルは大きく違えど元日本代表の城彰二がJ1でプレーするとJ1で通用するプレーを見せスペインに行けばリーガレベルを感じ上手くなる。しかし日本に帰って来ると途端にJリーガーに戻り、プレーする舞台をJ2に移すと引退するまでJ2で選手生活を送ってしまう。
人間は慣れの動物であり日本人は習慣を重んじる国民である。
娘は今それを実践しているのである。
これがサッカーに対して高い意識を持っているか持っていないかの差だと思う。
昨年のベレーザSSで一緒に練習に励んだ杉並選抜のプレイヤーも所属チームは正直メンバーが揃っている訳でも無く彼女が頭数個飛び出した存在であった。
しかし彼女は皆と同じレベルに甘んじること無く絶対的なチームの中心として君臨し、1人でも勝利を手繰り寄せる力を発揮していた。
娘は彼女に憧れ、彼女を1対1で止める事で彼女に一歩でも近づけるのではと思って昨年1年を過ごして来たのである。
しかし今年同じような状況に置かれた娘はしっかりと3年生と同じレベルに甘んじたのである。
今月には女子東京トレセンの選考会があるようだが、今の娘にとっては行く必要も無いと感じてしまう。
そんな夢物語より地に根を張りしっかりとしたスタンスで自分が好きで始めたサッカーと向き合って欲しいと思う。

娘よ弛まぬ努力を!!