仲間の法則【神村学園女子サッカー部】 | がんばれ少年・少女サッカー!

仲間の法則【神村学園女子サッカー部】

先日、関東少女サッカー大会で4連覇を目指すバディFCの父母会会長を務める掛かり付けの歯科医院の院長と話をしている際に昨年3連覇を果たしたメンバーの1人が鹿児島の神村学園中学女子サッカー部に進んだ話になり、興味があってwebで神村学園サッカー部のHPを見ていたところ監督のブログなるページに遭遇した。
その女子中学サッカーの強豪である神村学園女子サッカー部【鹿児島】監督吉永輝彦氏のブログに書かれていた内容で『う~ん』と納得させられた記事があった。


<仲間の法則>
仲間がいて、仲間の数だけ一つの喜びが倍(掛け算)になる。

悲しみは仲間の数だけ少なくなる(割り算)。


仲間はいいものだ。


しかし、そんな中、掛けたらいけないのが、迷惑であり。

割ってはいけないものが、頑張りと責任である。


しかし、コーチから注意されたことを『皆が注意されている』で割り算すると、実際一人一人の責任の意識は薄くなる。
部員数で、注意されている大事なことを割っているのである。
これでは、改善されるわけがない。
責任と頑張りが人数分で掛け算出来るようになると素晴らしい集団(チーム)になるのだが・・・


当り前の事であるのだが、常にこの事を意識して指導を続けるのは大変である。
私も自分が学生時代に味わった仲間の素晴らしさを娘・息子に同じように経験して欲しくて団体競技を薦めた経緯がある。
性別は関係なく個々の特徴で例外も当然あるが『仲間として大きな枠で考える男子』『1対1や少人数のコミュニティーで枠を作る女子』に大きく分かれると感じる。
前述の監督さんは女子チームの指導者であり全国大会で優勝を果たした人なので、成績や結果には成功を収めながら預かる女子たちの精神的、人間的指導には苦労が伺え、どちらかと言うと男性的な要素が強いサッカーの仲間意識を多感な年齢の女子中学生に理解させるには大変な苦労はあると思う。
しかし、この当たり前の事を真剣に伝え指導している吉永監督の姿から僅か中学1年で東京から遥々鹿児島県までサッカーをプレーしに行く決断を下した女の子がいる事に納得を覚えた。


*この吉永監督のブログは神村学園HP内のクラブ活動コーナー(女子中学サッカー)で読むことが出来ます。