ジーコジャパン旅の終焉【ワールドカップ・ドイツ大会】 | がんばれ少年・少女サッカー!

ジーコジャパン旅の終焉【ワールドカップ・ドイツ大会】

6月23日早朝にジーコジャパンの4年間に渡る挑戦と航海は終わった。
ジーコの母国である王国ブラジル代表に対して2点差以上の勝利が絶対条件だった日本代表は1-4の逆転負けでドイツの地を去ることになった。
フランス人トルシエ前監督の後を受け登場した神様ジーコ監督であったが、前回大会のベスト16に程遠い未勝利での1次リーグ最下位の結果に終わった。
ジーコは4年間の指導の中でサッカーにおいての自主性、イマジネーションの重要性を説き攻撃に新たな意識を植え付けてくれた。

そしてトルシエ時代に代表落ちをしたファンタジスタMF中村俊輔【セルティック】をチームの中心として起用しトッププレイヤーとして世界へ知らしめた。

しかしその反面で独創性に欠ける国民性を持つ日本代表の中でイマジネーションの欠如、守備陣の統一した規律の欠如によるボール奪取へのアタックが曖昧になった部分は否めない。
王国ブラジル代表に脈打つ奔放な攻撃スタイルは神様ジーコが指導したとしても日本人が一長一短で習得出来る物でもない。

奇しくも前の時間に行われたE組イタリア対チェコ戦のイタリア代表に今後の日本が目指すサッカーがあるのではと私は強く感じた。
体格も日本人と大差無いイタリア代表が、しっかり統率の取れた守備と早いボールへの寄せにより相手のチャンスを摘む。
攻撃はボランチのピルロを経由して前線の2人(ジラルディーノ、トッティ)頼みのアタックを展開する。
サイドを含めた8人でしっかり守り、奪ったボールは素早くボランチを経由し前線の2人に預けゴール前ではジラルディーノ、トッティの決定力に任す。
その前線2人の動きやすいスペースを作る為にチーム全体で動きサイドに流れ、切り込み相手のディフェンダーを釣り揺さぶりを掛ける。
日本人は努力によってガットゥーゾ、ザンブロッタ【イタリア代表】や司令塔ピルロ【イタリア代表】には成りえるが、日本の一般社会の中でロナウド、ロナウジーニョ【ブラジル代表】のようなサッカー選手は育ち得ないと思う。

ブラジル、イタリアのどちらが面白いサッカーどうのこうのでは無く、日本代表が王国ブラジルに対抗するには日本人の特長を最大限に生かしたサッカーで挑むしか無いのだと感じる。
今までの日本サッカーの経験、歴史の中でドイツ人クラマー、フランス人トルシエ、ブラジル人ジーコの教えの中から日本人らしいサッカーを抽出し日本人に合ったサッカーを確立し2010年までの4年間に挑んで欲しい。
そしてドイツ大会の敗退を糧に4年後のアフリカ大会でのセンセーショナルな活躍を実現出来るように進んでいって欲しい。

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ジーコ監督、4年間ご苦労様!