ジーコジャパン、実り少なき大会を終える。【東アジア選手権】 | がんばれ少年・少女サッカー!

ジーコジャパン、実り少なき大会を終える。【東アジア選手権】

EACS2005 東アジア選手権3試合を終えての感想は「収穫の少ない大会」であった。
ライバル韓国に勝って2位は確保しFIFAランク13位の面目はジーコの強運で保ったが、韓国戦の得点はセットプレーで途中出場のレギュラー組中沢が上げた1点のみである。

既存代表組と初招集組の融合を期待していた者としては、ジーコ采配と今大会の内容にはガッカリさせられた。
毎試合違うGK、既存代表組と初招集組が分離固定された先発メンバーと新戦力と既存メンバーとの新たなコンビネーション確立には程遠い内容であった。
3試合目の韓国戦でのGK土肥(FC東京)の起用などはバックアップDF陣(坪井、茶野、茂庭)と第3キーパーに何を得ようとしているのか、新しく何を発見したいのか全く理解が出来ない。
今大会でジーコジャパン最大の収穫であった田中達也(浦和)の故障離脱は残念であったが、もう1人の新戦力阿部(千葉)などは積極的に前線まで上がりゴールへの意欲を見せていた。それだけに、彼がレギュラー組の福西(磐田)とどのようにコンビネーションを組めるのかは見てみたかったが残念だった。
代表2試合目の左サイド村井(磐田)は前回の中国戦より高い位置でパスを受けて良い動きを見せたが、最後でフィニッシュの意欲が欠けていたと思う。
ジーコ監督にはあと1年を有効に使い日本代表を強化して欲しいと思う。


東アジア選手権第3戦試合結果

[得点]
日本代表 1-0 韓国代表
[勝点4]     [勝点2]


[得点者]

【日本】87分 中沢佑二