ジーコジャパン、王国ブラジルの前に散る!
ジーコジャパンは1次リーグB組突破を賭け、ブラジル【FIFAランク1位】と第3戦を行った。
試合はブラジルが先制し日本が追いつく展開となり、終了直前に大黒のシュートで3点目かと思わせるまで王国ブラジルを追い込んだが、結局2-2のドローで得失点差でグループ3位に終わり決勝トーナメント進出を逃した。
試合結果はともあれ現時点での日本代表の力は出し切ってくれたと思うので満足はしています。(ブラジルってだけでモチベーションが高く、これだけサッカーが出来るのは不思議だが)
1996年アトランタ五輪(U-23マイアミの奇跡)以来のブラジルとの真剣勝負をワールドカップ1年前に出来た事は勝敗以上の大きな収穫だったと思います。
試合を見て一番感じたのは王国ブラジルの選手層の素晴らしさです。2002年ワールドカップの主力3R(リバウド、ロナウド、ロナウジーニョ)から3年を経ちコンフェデ杯ではアドリアーノ、カカ、ロビーニョと若き才能が出現しサッカー王国の底力を思い知らされました。
日本代表の黄金の中盤(中田英、中村、小野、稲本)の後がなかなか出てこない現状と比較すると羨ましい限りである。
プレー内容としては、常に早い動きでゲーム展開をする日本代表と緩急をつけ局面で加速するブラジル代表との違いはあるものの、最大の差は個人技でのトラップの正確さ、チームとしては連動した動きからの相手ディフェンスの崩し方が世界王者と日本代表の差と思われる。
ブラジルの選手はシュートを放ってキーパー川口(磐田)が弾いても、反対サイドから誰かが詰めている。このようなサッカーの基本が身体に染み付いている。
FWの玉田(柏)、鈴木(鹿島)には、ブラジル代表との真剣勝負の中での中村俊輔(レッジーナ)のような積極的なシュートを、もっと打って欲しかった。(柳沢、大黒には積極性が見えたが)
たしかに、スコアー的には2-2のドローと日本代表は善戦はした。しかしブラジル代表の今大会の招集選手のレベルを含めて考えると、両国の差はアトランタ五輪のマイアミの奇跡から変わっていないのかもしれない。
真剣勝負に出て来たブラジル代表を見て、現時点の日本代表が勝つ術を、私は見つけ出すことが出来ない。
唯一、王国ブラジルはスコットランドなどの屈強な身体を生かした肉弾戦を苦手とするが日本代表にはそれは無い。(中沢不在の宮本、田中のCBコンビなら尚更だ)
もしかすると王国ブラジルに勝つに方法は、西野朗(アトランタ五輪監督)が実践したワンチャンスに賭ける、あの引きこもりサッカーしかないのかもしれない。
私もジーコの目指すサッカーが日本代表に根付くことを期待しているが、現実は厳しく長い道のりであることを思い知らされた1戦でもあった。