上原良司。


uehara


1945年5月11日。陸軍特別攻撃隊第56振武隊隊員として、

沖縄県嘉手納の米機動部隊に特攻、戦死。

享年22。


紹介する言葉は、幼馴染の女性への遺書です。

こんな形で引き裂かれた男女は、あの戦争でいったい何組あったのだろうか。


われわれ現代人が今の幸せを噛み締めるための言葉だ。



「京子ちゃん、さやうなら。私は君が好きだつた。しかしそのとき既に君は婚約の人であつた。私は苦しんだ。そして君の幸せを考へたとき、愛の言葉をささやくことを断念した。しかし私はいつも君を愛している」

上原良司