MSFS付属リプレイの使い方


概要
1 去る2021/10月 MSFSに リプレイが標準搭載されたのであるが 

  私は今まで使い方がわからないでいた。

  何度か ググったが 出てこないのである。

  出てこない理由としては、

  フライトシムトウにUPされている無料のフライト レコーダー

  のほうが MSFSの本家リプレイよりも  すべてにおいて優れているので 

  本家のリプレイを使うメリットなんて なにもないし 説明するのもバカらしい

  というのが でてこない理由であることを 先に言っておく。

 

  このたび 本家のリプレイのほうを 8時間もかけて やっと 

  マスターしたので 忘れないうちに  ここに書いておくことにした。

    

  かなり優れたツールで 奥が深いので

  以下 準備編&第1章~第4章まで5つに分けて長々と書いているが

  普通は第1章だけマスターすればOKだ。

  それ以外は ほとんどが不要な機能であった。

 

 (ちなみに無料のフライトレコーダーは30分くらい勉強すれば簡単につかえるし

  性能もよい )   

 

準備編
2 まず開発者モードにして 下図赤部のボタンを押し ONする 
  

 

      

 最近のUPDATEでは ↑ ではなく 設定画面のほうにでてくるようになったので

 そちらで設定する。

   
3 すると メニューに リプレイアイコンがでてくるので それを押す。

  (ただしこのアイコンを押しただけでは何も始まらない)



4 するとプレーヤーウィンドウ ↓ がでるので 以降はこの画面で操作する。

  この操作は カセットテレコ と まったく 同じ。つまりカンタン。

 



5 使うボタンは 上の(1)ー(5)の5つだけだ。
 (1) 録画する (2)停止する
 (3) 再生/一時停止ボタン

 (4) 巻き戻しボタン(スライダーになっている)

 (5) カメラ切り替えボタン 

 

6 MSFSはFS2004とちがって 常時録画されていないので 

  こちらから録画しにいかないと いけない。

  再生中に(5)の◎ボタンを押さないと カメラが操作できない!

           ↑ ここでハマるので注意

 

 

 

第1章インスタントリプレイ
お題=

香港啓徳へ着陸した後、今の着陸を乗客ビューでリプレイ。

7 方法
 まず自分で通常通り操縦する。 

 香港カーブ手前になったら リプレイアイコンを押しておく、

 

 そして ↑ (1)の録画ボタンを押して録画開始 

 

 

録画中は(1)の録画ボタンが薄暗くなり(2)の録画停止ボタンが明るくなる。

ウインドウが邪魔なら消してもよい。




8  着陸したら  (2)の停止ボタンで録画停止

 

 


9 そして(3)の再生ボタンを押すと バっと画面が戻り今のが再生される。

  ここがバカチョンカメラみたいで私が唯一優れているなと思った部分!(笑)

 

 


 そして↑(5)の◎ボタンを押して ALT+9 すれば 乗客ビューになる。

 (5)のボタンを押さないと一切画面が変わらなく 悩むことになる

 

 

 

※ ALT+9 で客席ビューにするには 設定が必要。 

  方法は ココで書いた記事 の通り 

 

 


 


10 もう1回リプレイを見る場合は (4)のスライダー ↓ を巻き戻して 

  再度(3)の再生ボタンを押す。

 

 

第1章 おわり

 


第2章 固定カメラリプレイ

お題=その2 
今度は 滑走路近くの小屋からリプレイを見る。

 

 



 


 


 

 




方法=


11 上10の後、

12  スライダーを巻き戻したら 再生一時停止状態となるので

13 その状態で また (5)のカメラ切り替えボタンを押して から

 ドローンカメラ に切替え 小屋へ移動する。

 

 

 
14 移動したら香港カーブあたりをズームしておく

 

 

(ウインドウが邪魔なら Xしてもよい)

 

15  その状態で (3)の再生ボタンを押すと 

    自分の操縦した飛行機がそのうち やってくる。

 


               


15 あとは飛行機をカメラで捉えて  追うだけ

 

 

 

このカメラワークは 練習が必要。

 

 

 

 

第3章  高度な技をつかおうーー
 

(5)のカメラ切り替えボタンの意味について この章で 詳しく説明する。

 

実はこのボタンはカメラ切り替えボタンでなく

カメラアングル専用の 「録画」ボタン なのである。

 

(1)の録画ボタンを押して録画した着陸については 

そのときのカメラ(操縦席)が そのまま トラック1 に記録される。

 

 

 

だから 再生を押すと トラック1が再生されるので

再生時 カメラアングルが変えられないのだ。

 

上で書いた 1-10 は カメラを 操縦席からウイングビューに

変えたいために(5)ボタンを押したのであるが

この(5)を押して再生することにより、

MSFSはその再生(ウイングビュー)を また録画しなおすのである。

そして その録画を トラック2 にかきこむのだ。

 

 

ただし(5)の 録画ボタンの仕組みは

 再生中に録画され 再生一時停止中は録画停止 という単純なもの。

  ↑   ↑      ↑     ↑

ココが非常にわかりにくいところである。

 

長さや内容はトラック1と全く同じ ビューだけが変わるのだ。

 

結果として(5)を一回押して再生することにより トラック2が新規作成され

トラック2 はトラック1のカメラアングルだけ変えた録画のコピーとなるわけだ。

 

上の11-15で書いた小屋ビューのときに 2回目(5)カメラ録画を

押したワケだが、 その録画は トラック3に録画されることになる。

(トラックは上書きされず 順番に増えていく)

 

 

つまり 上1-15を したことにより

一番最初の着陸のときの カメラアングルが トラック1

ウイングビューが トラック2に

小屋ビューが トラック3 と 3つの録画に分かれて 記録されるワケである。

 

このワザを使って できること その1

 

もし 仮に この 啓徳空港着陸を カッコよくYOUTUBEにのせるとしたら

トラック1を再生して キャプチャーソフトで PCに映像を取り込み

トラック2を再生して 同じく キャプチャーしてPCに取り込み 

トラック3を再生して同じくキャプチャしてPCにとりこみ 

この3つの映像を 映像ソフトで編集したら 

YOUTUBER氏みたいな かっこいい動画を投稿できるのだ。

 

 

 

このワザを使って できること その2

 

もしYOUTUBEなどに投稿しなく あくまで観賞用であるなら

トラック1(操縦席)

トラック2(ウイングビュー)

トラック3 (小屋)

の3つがある状態で もう一度最初から再生してみて、

 

この再生中に 上の黄色マル を押すとトラック2(ウイングビュー)

もう1回押すと トラック3(小屋ビュー) と 画面を切り替えることができるのだ。

 緑マルを押すとその逆で表示する。

 

トラックは この 削除ボタン↑  で一発削除できるから 

いくらでも撮りなおしが可能

 

ちなみに(1)の録画をおすと トラックが全削除になるので

溜まる心配はしなくてよい。
 

 

 

第4章 さらに 高度な技

 

 上で書いた(5)のカメラ録画を使用して 一連の着陸編集ビデオを

 MSFS内で作ることができる。 

 つまり編集ソフトなしで カッコイイ動画がつくれる。

 

構想

<1>  録画開始あたり は操縦席ビュー 2秒

<2> その後しばらくは 右窓ビュー 15秒

<3> 香港カーブ前に チェッカーボードから見たビュー を10秒映した後

<4> カーブ中は いったん操縦席のビューを 5秒

<5> そして 客席ビューを5秒

<6> 再びチェッカーボードからのビューで最後まで15秒

 

という6つのマルチカメラを 1つトラックに 入れることができる。

 

 

方法

21  まず上1-15をしたことにより トラックが 2 3 と

   ふえてしまっているので とりあえず これをすべて削除し 

   トラック1  だけにしておく。

   

22 スライダーをまきもどし 再生して 2秒くらいたったら 

  再生一時停止する。

  ALT+9 して右窓ビューにかえたら(5)のカメラ録画ボタンを押す。

  このタイミングで トラック2 が作成される

  ここまでの操作で 上<1>と<2> がトラック2に録画されている。

 

 

  (5)のカメラ録画ボタンはこの先ずっと入れっぱなしでよい そうすると

  これから先 再生中の メラアングルがすべてトラック2に録画されるのだ。

 

 

 

23 いったん再生を一時停止し ドローンでチェッカーボード行く

  (ここは撮影場所で有名だったところ)

 

一時停止中は 録画されないので 醜いカメラ移動は記録されない。

一時停止しないでカメラ移動すると 醜い映像が記録される。

 

 

  そして ズームしたりして 飛行機をとらえたら

  再び再生して 10秒くらい 再生して 再度一時停止する。

 

 これで<3>のシーン10秒が トラック2 についかされた 

 

 

24 そして ドローンから機内に視点を移し 視点リセットして 操縦席を 

  に視点を変えたら 再び再生する。 

 

 5秒ほどして 一時停止させる。

  これで<4>のシーン5秒間がトラック2に追加された。

 

 

25 そして ALT+9を押し 客室ビューにかえたら   再度再生する。

 

  

そして5秒ほどたったら また一時停止する

 これで<5>のシーンが5秒間がトラック2に追加された。

 

 

26 もう一回ドローンにきりかえ チェッカーボードへ移動

   飛行機をとらえたら  再度再生し 着陸までカメラで追う。

 

 

  これで <6>のシーン10秒間が トラック2に追加

 

27 最後まで再生されたら トラック2に 上21-26のカメラアングルが

 記録完了されるので もう一回再生して確認する。

 

 すると 上<1><2><3><4><5><6> のシーケンスの通り

 カメラが勝手に切り替わってゆき カッコイイ動画が完成する。

 

 

この場合 トラック1にすると 録画した時のオリジナルの映像(コックピット)

トラック2で再生すると 今作った動画が再生される。という 形になる。

 


 作成時の 邪魔な パネルは 録画されないので パネルは

 出た状態でもかまわない。

 

 これも(1)の録画ボタンをおすと トラックが消えてしまうので

 saveボタンを押して セーブしておく 

 

 

 以上第4章おわり。