報道によるとFightersは、パ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージの開幕戦にダルビッシュ有を先発させずに、2戦目の先発とするようです。
一方、Lionsは、エースは涌井秀章ということで、開幕戦は涌井が先発するようです。

涌井は07年の最多勝投手ですが、今季は10勝11敗と負け越しています。
北京オリンピック期間中に、勝ち星が伸びない理由ということで、ブログを書きましたが、その際には、前年と投球内容は大差ないというかんじでしたが、年度通してどうだったのでしょうか?

左が昨季の成績、真ん中が7/15時点、右が今季の最終成績です。
被打率 .251 → .258 → .266
出塁率 .301 → .315 → .323
長打率 .367 → .362 → .401
DIPS 3.43 → 3.26 → 3.87
K/9 5.96 → 6.44 → 6.35
BB/9 2.11 → 2.67 → 2.65
HR/9 0.59 → 0.47 → 0.83
BABIP .289 → .301 → .302
LOB% 78.3 → 72.7 → 72.5

7月以降の成績が、むしろ悪い方向になってしまっています。特に被本塁打が大幅に増加しています。
北京オリンピック以降は、6試合に登板して、失点率6.32という成績です。この終盤の不調はきがかりですね。

負けがついた全部の11試合は、味方の援護が3点以下、4点以上だと10勝と、はっきりと勝敗が分かれています。昨季は味方の援護が3点以下でも3勝していますので、この辺りが、今季の悪さを示しているのでしょう。
ちなみに、平均では、今季開幕時点に味方の援護もなく0-1や1-2での敗戦もありましたが、最終的には昨季の4.2点を上回る4.7点の援護を得ています。

一方のFightersはグリンが先発と言われていますが、グリンは、終盤の9回の先発で8回のQuality Startを記録し、4勝2敗、防御率2.09と、涌井とは逆に良い終わり方をしています。
今季は7勝16敗でしたが、先発時の味方の援護は平均2.8点、16敗のなかでも7回のQuality Startがあるなど、勝敗数以上の投球内容も見逃せません。特に勝ち星がついた7試合の防御率は0.79という素晴らしい内容です。

ダルビッシュの2戦目先発は、涌井なら勝てると考え、
グリン、ダルビッシュで2勝し、2勝1敗とすることができると踏んだという采配ならばすごいと思うのですが、どうでしょうか?

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