飛鳥山公園と北区グリーンフェスタ
先日、飛鳥山公園で行われた北区グリーンフェスタに行って来ました。今回はその模様をご紹介したいと思います!
まずは飛鳥山公園の説明を少し。
東京都北区の王子駅からすぐのところにあり、八代将軍徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成を行った場所で、庶民の花見のために桜を植えたのが始まりという歴史ある公園です。
こちらがこの公園について記された重要な碑、飛鳥山碑 です。
江戸城滝見亭から持ち込まれたこの巨石は、江戸時代には浮世絵などで "芝山に桜と石碑を描けば飛鳥山を示す" とされたほど有名なものなのですが、今や誰も気に留めることなくひっそりと佇んでいました。
時の流れとともに、石の表面に描かれた文字は雨風によって削られてしまったのでしょうね。文字をほぼ判別することができませんが、飛鳥山の由緒や桜植樹、所領替えの事績について刻まれているそうです。
ちなみにこの碑は、あまりにも難解な漢文で書かれていたため、当時から "読めない碑" としても有名だったとか。
こちらは山頂モニュメント。
飛鳥山は標高25.4mで、東京23区内の自然地形の山としては愛宕山につぎ2番目の高さとなります。
また、公園内には渋沢栄一がかつて別荘として利用した建物や博物館などがあり、見どころがたくさんありますよ。
さて、話を元に戻します。
もともと「区民植木市」としておなじみだったこの「北区グリーンフェスタ」はなんと昭和48年から続いているそうです。
近年では多肉植物のお店が多く集まる植木市として愛好家に知られており、数年前までは開場時間前に長蛇の列ができるほど大盛況だったようです。
公園の一角にある会場はこんなかんじ。かなりわかりにくい写真ですが…
たくさんの多肉植物が迎えてくれました!
美しいですねー
数万円するものもあります。
マニア好みの珍しい植物も。
他にも草花の苗や鉢物が並んでいましたが、やはり主流は多肉植物。
会場では多肉植物の寄せ植え講習会、野菜販売のほかキッチンカーなども来ており、たくさんのお客さんで賑わっていましたよ。
そんな中、私が一番楽しみにしていたのが協賛出展をされている日本多肉植物の会によるオークション。
こちらが用意されていた商品の一部です。
ご覧のとおりエケベリアの桃太郎などはけっこうな大きさのものが用意されていました。ほかにも万象や臥牛なんかもありました。
前日にはかなり大きなカンテもあったとか。見たかった…
そして、見るだけ見るだけ…と思っていたのに気がついたらエケベリアのコンプトンカーセル、通称「ルノーディーン」を競り落としていました!
写真左の斑入りのものです。通常の販売価格よりは少し安く買うことができました。
枯らさないように気をつけて育てたいと思います。
あと購入したのは七福神(右上)。100円だったので迷わず購入。
オブツーサは2苗で500円。お買い得です。
高額品種には手が出ませんが、見るだけでもとても楽しめました。ぜひまた訪れたいです。
誰でも参加できるオークションはとても楽しいですよ。
フラワーショップつぼみ
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