原監督、呆然!菅野、まさかの抽選で日本ハムが交渉権
(スポーツ報知 10月28日(金)8時3分配信)
プロ野球のドラフト会議が27日、東京都内のホテルで行われ、最速157キロ右腕、東海大・菅野智之投手(22)は巨人と日本ハムから1位指名され、日本ハムが交渉権を獲得した。巨人は昨年12月から1位指名を表明していたが、単独指名はならず、抽選に敗れた。菅野は伯父である原辰徳監督(53)が指揮を執る巨人入りの夢を抱いていた。会見では笑顔はなく、胴上げなども急きょ、中止となった。原監督は「くじを引く状況にならないと信じていた。非常に残念」と言葉を絞り出した。
1位指名が確定した後の記者会見の場に、原監督はなかなか現れなかった。単独指名が濃厚と言われた甥の菅野が思わぬ抽選となり、清武球団代表が引いたくじも外れ。球団広報が「今は取材に応じられないかもしれない」と説明した直後に現れた。「くじを引く状況にならないと信じていた」。ぼう然とした表情だった。
巨人の監督であり、伯父でもある。「2つの顔があって難しい立場だが、両方で言えることは非常に残念だということ」と目を真っ赤にした。囲み取材ではあえて笑顔を作ったが、最後には本音が出た。「しっかりと指名ができていれば、もっと言葉を発したいけど、その辺は理解していただきたい。しかし、伯父として、彼は今後も私に相談をしてくるでしょうし、力になりたい」と甥の進路を心配していた。
◆清武代表がくじ「申し訳ない」 〇…巨人・清武球団代表兼GMは、くじを外した菅野について「羅針盤が回っても常に北を示すように、希望する道を歩んでもらいたいと思う」と、日本ハムの入団がない場合は、今後も調査を続行する姿勢を見せた。原監督がくじを引かなかった理由は「監督は肉親の情もあるし、心の中で重複したら僕が引こうと思っていました。監督も非常にショックだったと思うし、ファンの方にも申し訳ない」と厳しい表情だった。。
下馬評を覆して菅野智之が指名された。
賛否両論はあるが、寺原隼人や高井雄平を直前回避した情けない弱気なドラフトより「最も良い選手を指名する」という信念を持った姿勢は入団拒否されたとしても私は大きく評価する。
ファイターズはポストダルビッシュ有という長い旅を2009年ドラフト一位中村勝から始まり、2010年ドラフト一位斎藤佑樹を獲得し、シーズン終盤には大塚豊や矢貫俊之をトライアルしたが、結局は来季に日本を代表するエース格となりうる存在という保証は得られなかったという事であり、それ故の菅野智之だったといえる。
つまりポストダルビッシュ有の長い旅は終着駅に辿り着きハッピーエンドというエンディングへ向おうとしている。
菅野智之はチェンジアップ以外の球種はほとんど投げる事が出来ることから故障さえなければ長期簡に渡って活躍する事ができるし、日本を代表するエース格となる素材だと思われる。
ファイターズにとってドラフトの段階でこのような想いを弾ませるプレイヤーは初ともいえるだろう。
問題は菅野智之が入団するか否かであるが、私は七割方入団するとみている。
まず記者会見において同じくドラフト一位を入団拒否した元木大介、小池秀郎、内海哲也、新垣渚等のような強い拒否姿勢を示さずにファイターズの印象を伝えていた事が物語っている。
祖父であり東海大学系列校野球部総監督 原貢氏は「人権蹂躙」とコメントしているらしいが、息子 原辰徳氏の同期であり教え子でもある岡部憲章(東海大相模)や津末英明(東海大)をドラフト外で入団させ立派に主力としてファイターズは育て上げた事に多少の義理や好印象は抱いている筈であり、交渉のテーブルに着かせない事はないだろう。
また、伯父である原辰徳氏もアスリートとして「絶対に入団拒否しろ」とは言わないだろう。
それより何より本人も含めて大卒投手が社会人を経由して二年間もアマチュアで遠回りすることのリスクは理解しているだろう。
ましてや浪人等は百害あって一利なしといった処で論外だ。
交渉テーブルに菅野智之が着席したら最大限の口説き文句がファイターズ側にはある。
投手・アスリートとして菅野智之の心が動かない訳がないだろうし、最大限にファイターズは生かすだろう。
だからこその菅野智之の指名であったのだ。
最後にジャイアンツは菅野智之が他球団へ指名される事を想定しておらず、リズムが狂ったままで指名を終えた。
囲い込み式の手法はこのような危機管理を欠けるという典型的な例だろう。
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