ナカヤマフェスタ、世界一までアタマ差及ばず2着/凱旋門賞
(netkeiba.com 10月3日(日)23時16分配信)
現地時間3日、仏・ロンシャン競馬場で行われた第89回凱旋門賞(3歳上牡牝、仏G1・芝2400m、19頭立て)に、日本からナカヤマフェスタ(牡4、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が蛯名正義騎手騎乗で、ヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が武豊騎手騎乗で出走した。
レースは、ナカヤマフェスタが中団、ヴィクトワールピサが後方をそれぞれ追走。道中は19頭が一団のまま進み、最後の直線手前でナカヤマフェスタが外から進出。直線に入りナカヤマフェスタが一旦は先頭に立ったが、内からワークフォース Workforceが徐々に差を縮め、直線半ばで交わして先頭に躍り出た。
その後も競り合いが続いたが差は縮まらず、ワークフォースが1着でフィニッシュ。ナカヤマフェスタはアタマ差の2着に敗れた。勝ちタイムは2分35秒30(重)。さらに、2.1/2馬身差の3着にサラフィナ Sarafinaが入り、ヴィクトワールピサは後方から差を詰めたものの勝ち馬から約9馬身離された7着に終った。
勝ったワークフォースは今年の英ダービー(3歳牡牝、英G1・芝12f10y)を7馬身差のレコードタイムで優勝。今回は、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(3歳上、英G1・芝12f)・5着以来の出走だった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワークフォース(牡3)
父:King's Best
母:Soviet Moon
母父:Sadler's Wells
厩舎:英・M.スタウト
通算成績:5戦3勝(重賞2勝)
主な戦績:英ダービー(英G1)



ナカヤマフェスタが世界最高峰のレースともいえる凱旋門賞2着となった。
父内国産馬であることと勝利したワークフォースとの斤量差(尚且つ重馬場)を考えると日本競馬界どことか日本スポーツ界に残る偉業だろう。


日本競馬界にとって海外大レースの勝利は長年の悲願であり、それに大きく近づいた。
今や海外競走馬招待レースであるジャパンカップもなかなか海外競走馬が勝利できなくなったことを考えると、レベルは凄まじく向上しており、世界に対抗できるトップレベルの位置を示したと言って良いだろう。


何故、これだけ競馬が高くなったのだろうか?。


まず、海外の優秀な種牡馬を仕入れたことが大きかった。
そして、海外のレースへ積極的に出走することにより、成功と失敗を繰り返したことも大きかった。
また、欧米競馬の凋落も見逃せない部分でもある。

そして、今回のナカヤマフェスタを管理する二ノ宮敬宇調教師・蛯名正義騎手も同じく凱旋門賞2着となったエルコンドルパサーでコンビを組んでおり、この経験が生きた結果ともいえるだろう。


ベースボールの話にしよう。


張本勲氏のような嫌メジャーボールベースボール(MLB)論者は「MLBのレベルは低すぎるし、移籍するのは意味がなく、それに日本の野球が潰れてしまう」との鎖国論を提唱するが、果たして国内ベースボールのためになるのだろうか?。
それなら、競馬も日本は世界的にはトップレベルであるので日本より賞金が安い海外競馬に出走することなく国内レースで専念すべきという理論に達してしまう。


何度も繰り返すが、移籍という環境の変化はアスリートを成長させる。
ここにはレベルの高低は関係ない。

ワールドベースボールクラシック二連覇は大変な偉業だ。
しかし、これには先陣がMLBに挑戦して環境の変化での対応を学習続けたことが大きい。


以前も述べたことはあったが、鎖国主義は中東サッカーやキューバのベースボールと同じようにナショナルチームの凋落へ繋がるのだ。


私はダルビッシュ有・建山義紀のMLB挑戦が本人から口から堂々と述べられたら、全力で応援したいと思う。
ファイターズの強化以上に国内ベースボールのレベルアップが、ベースボールを愛する者としての願いでもあるのだから。




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