まだCS出場が決定せず…混パぶり証明
(スポニチアネックス 9月17日(金)7時2分配信)
パ・リーグは首位西武が優勝マジックを4に減らしたが、クライマックスシリーズ進出決定チームはない。04年から始まったプレーオフ、クライマックスシリーズで進出決定一番乗りが最も遅かったのは昨年日本ハムの135試合目。今季はCSクリンチ3で最少の西武が既に137試合を消化しており、混戦ぶりがうかがえる。
現在5位のオリックスでも貯金3の勝率・511。両リーグ6球団制になった58年以降、5位チームの最高勝率は98年近鉄の・496(66勝67敗2分け)で勝ち越しはない。今季のパは交流戦で1~6位を独占。セに対し貯金22と圧倒したことも一因だが、CS進出に向けてハイレベルの戦いが続いている。



パ・リーグのプレーオフ争いが熾烈を極めている。

ファイターズは現在まで開幕戦直後以降に3位となったことがない中で非常に苦しいと思うが、どんな結果になろうともこのような見せ場を作ってくれたことに感謝したい。


その一方で「諦める理由などない」というコピーをシーズン終盤の集客コピーとして使っているが、これは主語がなく何を諦めるのだろうか?。
「可能性がある限り、優勝やプレーオフを諦めない」ということが正しいと思うが、この言葉は現場の心と一致しているのか否かと考えると懐疑的だ。


今年のファイターズは満身創痍だ。
夏場前からファームでは既に故障者多発により野手不足から交代要員も侭ならない。リタイアしていないが、慢性的な故障を抱えているプレイヤーも存在するだろう。
関係者外…つまり傍観者にとって、リタイアしないということは無傷と勘違いするが、「ノーリタイア≠無傷」なのだ。


現在のファイターズは競馬に例えるならば、「一杯」の状態だ。

その「一杯」の状態で馬に鞭を打ち続けるほど可哀想なことはなく、有能な騎手は目の前の順位を上げることより手綱を緩めて次戦のために疲れを残さないことを優先するだろう。


話は外れるが、約15年前にイクノディクタスという名牝が存在した。この競走馬は3歳夏(当時)にデビューして二連勝を収めたものの4歳のクラシック戦線では不振。6歳時夏から秋に重賞二連勝を遂げるが、その後のG1戦線では壁に当ったものの7歳春から秋のG1ではヤマニンゼファーやメジロマックイーンという名馬の2着に入線した上、通算重賞4勝を含む9勝をあげ、当時の賞金女王にも輝いた。

この牝馬としては異例な息の長い活躍には主戦騎手だった村本善之が「丁寧な騎乗を行い馬に対して無理をさせなかった」と調教助手が感謝の言葉を残している。


また、一時期、外国人騎手が持て囃された時代があった。
ランフランコ・デットーリに代表されるような「ファンタジスタ」「マジック」と相応しいほどの手綱捌きを魅せていたことも事実だ。
しかし、一部の外国人騎手は激しく追い過ぎるという帰来があり、不振だった競走馬が復活(激走)する事例があったものの、その後は大不振に陥り、引退という事例があり、調教師の間でも「外国人騎手だと競走馬の疲れが半端ない」という声が聞かれた。


話を戻そう。

ファイターズは現状では無理できないチーム状態なことは確かだ。

鞭を打って打って打ち捲くれば、プレーオフ進出の可能性もあるだろう。しかし、それは前述の外国人騎手と同様に満身創痍な身体に対して、更に鞭を撃ってしまったことにより、取り返しが付かないことが多いことも現実だ。
たかがプレーオフ出場のために負荷を掛けることを現場は望んでいるのだろうか?。


一部の自称ファイターズファンと称する方は常に全力プレイを要求し、敗戦すると「『諦める理由などない』という言葉にスタッフ・プレイヤーの気力を感じない」等という理不尽な言葉を投げつける。

目先の手っ取り早い功績や一部の自称ファイターズファンが「早くオフシーズンを迎えたくない」という傲慢さより、その先の栄光を目指すことやプレイヤーが息の長い活躍をできることの方がどれほど重要なのかということを知るべきだろう。


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