fryingpan315のブログ

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親が「子供のため」と思って先回りして決定したり、道筋を整えてしまう、いわゆる「お膳立て」行為が、子供の主体性を奪うという意味で、大変有害だということは気づいていた。

子供に、[考えて、選んで、決めて、結果を受けてまた考える]、、、という、人生に必要なプロセスを、身につけさせてあげることができなくなるからだ。
他人に決めてもらわないと動けない、自信のない、受け身で、失敗を他人のせいにする人間になってしまうからだ。


、、、わたしは、[決定プロセスにおいて子どもを蚊帳の外に置くこと]の弊害は、先に書いた、子供の能力と責任感を奪うことだと、思っていたけど。
当の子どもがそれに気がついたとき、更に起こることがあることに気づいた。


それは、親から信頼されてこなかったことへの、悲しみだ。


「この子には、困難に対応しようとして頑張る力があるし、失敗しても、そこから学ぶ力もある。それを見守り、必要があれば支援だけしよう」

そういう目で見てもらえなかった、悲しみ。惨めさ。

自分を信じられない人間は、頑張れない。
気力がでない。


人生において(もしくは子育てにおいて)いちばん悲しいのは、自分を信じられない人間になって(もしくは育てて)しまうことなのかもしれない。


自分たちで立案、実行し、振り返って改善を行っていける、優秀な人材に育てるためのプロジェクト学習なんかが近年もてはやされているが、
これはもう成績とかそういう次元の話ではなく、
もっと基本的な、、、生活に落とし込んで行くものだと思う。

親や教師に求められるのは、過干渉になることなく、かつ適切なタイミングを見定めて、サポートのみに回る力。
一般的な言葉でいえば、見守り力。


さて、現代日本で、いまの大人世代にその力は、培われてきているだろうか。