小学校受験、初めて迎える本番の試験前、私は大きな過ちを犯しました。


息子の送り出し方を間違えたのです。



息子は、元来ハッピーポジティブ人間です流れ星


そんなポジティブマインドを基本装備している彼に対しては、とびっきりのポジティブコメントを添えて試験に送り出すことが本来有効であったはずなのに、初めての本番で不安に苛まれていた私は、まったく真逆の対応をしてしまいました。



その日は午後からの試験だったのですが、午前中には過去問から息子が苦手な分野を再度ピックアップして、その問題をひたすら解かせる。
できていないと焦る。
焦ってる私の様子に息子も焦る。



さらに試験に向かう最中も、息子が苦手な巧緻性をひたすら繰り返し確認する。


こんな感じで、苦手な部分を最後まで潰そうともがいていました。


これでは、息子の自信も喪失してしまいますし、自慢のポジティブマインドも影を潜めてしまいます。そんなことにも気づけない程、親の私の方がナーバスになってしまっていたのです。


結果、その学校からは合格をいただけませんでした。


どうやら、問題の聞き間違い(か、思い違い)で、印の付け方を間違えてしまい、大問をまるごと全部落としてしまったようでした。


すべては、息子を平常心で挑ませてあげられなかった私のせいです。本当に申し訳なかったと反省しました。



その学校は受験時期が早いいわゆる前受け校だったので、その後の試験までは幸いしばらく時間があり、そこからは私も気持ちを切り替えて、ポジティブマインドで息子と向き合うように意識しました。




そして再び来る試験本番前、


「もう苦手なものなんてなにもなくなったね。こんなにできるようになってすごいなぁ!あなたならどんな問題がでても大丈夫だから、自信を持って!集中して先生のお話をよく聞いて挑めば絶対にうまくいくよ100点キラキラ


と声をかけて送り出しました。

色々な試練を経て、この頃には心からそう思えるようになっていました。私も成長です。


結果、息子は自信に満ちた顔で試験会場に向かい、満足感に満ちた表情で控え室に戻ってきてくれました。

そんな息子の様子を見て、私は心底嬉しくて、心底安堵したことを覚えています。



以降の試験でも、息子のポジティブマインドは炸裂しまして、試験が終わった後は毎回、

『頑張ったからオールオッケー!!よくやったぞ自分!悔いなし!』

って感じの様相で(いや、実際そう言ってた)、満足げな表情を浮かべていました笑い



ちなみに、試験結果についても、自分的によくできたんだからそれでよし!という感じで興味なく、一度も聞いてくることはありませんでした。
たぶん、彼は全校合格していると思っていると思います。今も。


さすがのハッピーポジティブ人間です。



そんなわけで、最終的には、息子にとって小学校受験は自分が頑張った証であり、1つの自信になってくれたようです。



なんとかポジティブなクライマックスを迎えられ、私の過ちもだいぶ成仏できたような気がします。