Chapter 18: もうすぐ寝ます | Jet Stream

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庭の片隅で、
チンチロリ~ン♪
って、893がどんぶり持って遊んでるわね。

昨日は「四連」の本番でした。無事に終了。良かった良かった。
前日に通った二重橋前経由のルートで三軒茶屋へ。控室が東西四大学130名強の漢たちで所狭しと埋め尽くされていて、今までで最低の居心地だった。まあ使える部屋がここ以外なかったみたいだから仕方ない部分もあるかも知れないが。先生方ってそんなに多くいらしていたっけ?
あまり休む時間はなく、D先生のボイトレ(ていうか発音の繰り返し)を2階ロビーにて。近くを通った他大学の人々が変な顔して一瞥していたのが印象的だった。直後、H先生のリハ。あの~、リハからここまで飛ばさなくても…と言いたくなるくらいの容赦のなさだった。あとで聞いた話だが、H先生にとってかなり出来の悪いものと映ったらしく、お帰りになりそうになっていたらしい。危ない危ない。
舞台袖でジュニアオケ時代にお世話になったY先生とお会いし、挨拶をする。合唱畑から出た方なのでオケよりも合唱の方が魅力的な指揮であるのは間違いない。ぜひとも合唱の指導も受けてみたいものだ。でも、この先生の指揮でワグネルが演奏をする機会はおそらくないだろうな、少なくとも今のような保守的体制では。残念だ。

昼食後は合同の練習。まあ昨日よりはましかって感じ。その程度。
単独の方のリハが不発だったことを気にしてか、団は結構和んだ雰囲気とは言い難く、「塾歌」も硬めのまま進んだ。
そして緊張の単独ステージ本番…。
なんかものすごくあっという間だったような気がする。終曲のハミングの微妙な間はもうちょっと気をつけるべきだったかというのは自分でも判ったが、それ以外はほとんど覚えていない。どうも「四連」や「定演」のステージ本番の記憶というものはいつも曖昧な感じ。冷静に顧みる余裕をもう少し持つべきなのか、それとも所詮音楽なんて刹那のものだから今のままで良いのか、どっちであるべきかはよく分からない。まあ自分は前者になるのは無理なような気が何となくする。
ただ、その後の各先生の反応や、H先生のご機嫌をお伺いした(パートリーダーはステージ終演後先生楽屋に行く、正直恐い)限り、相当良いものだったらしい。やったね、終わりよければ何とやらってやつですね。脳みその動きが鈍っていたせいか、他の技系をイライラさせていたみたいだったが、まあ気にするな。
その後、合同ピアニストのM先生からとある伝言を頂き、色めき立った部員も少なからずいたみたいだったが、超安全運転のうちに(それも歌う側もミスも少なく)終了。良かったようなつまらないような…?
それよりも印象に残ったのは合同の1つ前のY先生ステージ。やっぱすごいわ、この指揮。サクラが多かったのもあるだろうが、「ブラボー」の数が頭抜けていた。舞台裏から聞いても相当の迫力が伝わってきたし、やっぱり憧れてしまう。
終演後、舞台解体。先代先々代ステマネの方もいらしたので難なく終了。余裕を持って飲み会に行ったまでは良かったが、飲み屋の広さが…。去年は三条大橋近くのなかなかイケてる飲み屋だったのもあるかも知れないが…。
近くにY先生がいらしていたが、乾杯の時に会釈したのみ。W大の定演の時はちゃんと挨拶しないとな。W大名物「洗濯屋」コールは今回はえらく長く続いた。自分は早めに新宿の街へと逃亡して事なきを得たが、後輩の多くが犠牲にあったところを見ると、結構危なかったみたいだ…。まあこのような場で飲むことももうあるまい。フッフッフ…。

新宿にはその後翌日午前9時半までいることになる。松屋で食事の後カプセルホテルにて仮眠。カプセルホテルは2年ぶり2度目。前回はこの直後に新幹線に乗って演奏会2つだったわけだが、狂っていたとしか言いようがないなあ、と改めて思う。体が痛いし喉が再び変だ…。
その後は部長のIと共に大学に行って、2限だけを受けて帰ってきました。4限がつぶれたのは天の助けだと思う。I君、レポート頑張れ!
では、雨音を子守歌にして、お休みなさい。