あれからどれくらいたっただろうか
大好きだったのに、遠くへ行ってしまった君
覚えているのは君の肌でにおいで声
今どこにいるか知らない
知りたいような知りたくないような
まだ君を好きでいる僕ってだめなのかな……
ふと付けたテレビからは知らない誰かの笑い声が聞こえて、あなたのことを思い出して笑ったんだ
いつもなんでも楽しんでほんとによく笑ってた
笑い過ぎてお腹痛いなんていつものこと
笑い方が特徴的でそんなとこにも惹かれたんだっけ
もう10年も前の話なのに未だに君が恋しくて思い出してしまった
10年後も100年後でも一緒にいると思ってた君がいなくなってしまってずっとどこか心にぽっかり穴が空いたようで淋しくて、距離だけじゃなくて心まで遠くに行ってしまったようで、もう君の心に僕はいないのかな…って
10年後の今の僕が思ってるんだ
1度はやめてしまったけどまたふとあなたのことを探したくなった
ネットであなたが写る写真がないか探しまくって、昔よく行ってた海沿いに行きまくって
ようやく見つけたブログには知らない誰かと笑いあってる写真があって元気にしてるんだってうれしさとあなたの中にもう僕はいないのかなって淋しくなっちゃって涙が出た
だってその写真には
女の人と子供がいたんだ
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あなたのブログを見つけてからどうしようかと思っていた
あなたのブログのすべての記事を見た
その女の人と子供が写ってる写真がいっぱいあってますますどうしようかと思った
でもあるとき更新されたブログには、二人でよく行ってた海沿いの写真があって
あぁ、また戻ってきたんだってうれしくって
でも会いに行く勇気はなくて
それでも1度気になってしまったから
あの海沿いに行ったら会えるかもしれないって
またあの海沿いに行こうと思った
後編へ続く