雨の日ってふと急に思い出すんだ
あの思い出を





俺の記憶には楽しい思い出がいっぱいあるんだけど、寂しかったり悲しかったりする思い出もあるんだよね


















あの雨の日
しょーちゃんは離れようって言った







あの雨の日には
別れよう
と言われた






もちろん僕はそんなのやだって必死で抵抗してさ


その度にしょーちゃんはごめんて謝りながらでもって続けるんだよ


ひどいよね


ごめんて言うくせに













だから雨の日は嫌い




いつも怖い




しょーちゃんが大好きだから

何も言われたくない


ただ好きって言ってほしいだけなのにな






ずっとずっとそんなことを思ってたこの梅雨時







しょーちゃん



もう前向いても大丈夫だよ


だってしょーちゃんは忘れてないでしょ?


だったら大丈夫だよ



うん、



大丈夫。
















いったいどれだけの歳月が過ぎただろうか

しょーちゃんは泣きながらやっと雨の日に僕に大好きって言ってくれた





僕はそれだけでもうれしいよ




しょーちゃんが雨の日に僕に大好きって言ってくれた日からもまだ泣くことがあった



でも、悲しいだけじゃなくなった



しょーちゃんの思い出すあの人との思い出
大事にしていいから
泣いてもいいから


やっぱり雨の日も僕に大好きって言ってほしいな







これからも僕が1番であってほしいな










あれ?僕こんなに欲張りだったかな?
でも、しょーちゃんのこと大好きだからいいよね?いっぱい望んでも
でも、しょーちゃんの思うこともいっぱい知りたいな




















雨の降る日
悲しい思い出で埋め尽くさないでよ
楽しい思い出でいっぱいにしようよ、ね?