なんか急に虚しくなってきちゃった
けど、兄貴のためにもちゃんとハッキリしなきゃなって思った
…とりあえず、明日学校行こう
まずはそこからだな
兄貴?もう寝よう?明日も学校じゃん
うん
寝るよ
隣で寝ていい?
どうせ1人で寝るつもりないんでしょ
いいよ
あっ、ちょっと待ってて
そう言って兄貴はホットミルクを持ってきてくれた
そういえば、いつも飲むのに忘れてたなって思った
ありがと
どういたしまして
熱いから気をつけてね
うん
気分が落ち着き、眠くなってきた
もう寝よ
眠い
うん寝よっか
そう言って隣に入ってきた
やっぱり兄貴の温もりはいいものだと思った
こういう思いって
手放さなきゃいけないのかな
今はそんなこと考える余裕も失せていたから忘れてしまった
そして、すっかりうとうとし始めていた
おやすみ
誰かが囁くように言った……のかもしれない