部屋に戻ってベットに飛び込むと、兄貴も隣に飛び込んできた
そのまま私を包み込んだ
その温もりが幸せ過ぎてずっと一緒にいられることが1番なんだなって思った
でも、1番じゃなくなるときがくるかもしれないとも思ってたのかもしれない
疲れていたので、また眠ってしまった
けど、起きた時にはその温もりがなくて
寝起きの子供のようにタオルケットを抱えて兄貴を探しにベットを降りた
部屋をでて、少し歩いたとこで急に後ろから誰かに抱きつかれた
捕まえた!
どこいったかと思ったじゃん
それこっちのセリフだよ
俺見つけたらどうするつもりだったの?
なんも考えてないよ
じゃあ俺の相手してよ
はあ?なにすんの?
ちゅ
こういうことがしたい
兄貴にキスされた
それ自体はなんでもないことで
だけど私はこの先をしちゃいけないような気がして
ウソだよ
美紅が嫌がることはしない
嫌じゃない……けど……
やらないほうがいい気がする
気にしないで
ねぇ勉強する?
やることないからそうしょっかな
じゃあ勉強しよ
うん
兄貴に手を引かれて部屋に戻った