老舗のブランド | 古内敬章のBlog

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群馬県内の理・美容室グループSUBARUで働く古内敬章のブログ

東京にいるときに、好きでたびたび訪れていたお店の一つに、神田の名店やぶそばがあります。

蕎麦好きでいわゆる江戸前の蕎麦というのを初めて食べたときの、あのやぶのツユの辛さ(塩っぱさ)といったら衝撃でした。

それまでは麺つゆに蕎麦を浸して食べていたものの、やぶのようなツユには浸すなんて出来ません。

ツユの辛さで蕎麦の香りも何もなくなってしまうのです。

ちょこっとつけて食べると、それは不思議と蕎麦の香りとツユの絶妙な味わいが、なるほどこれが江戸前の蕎麦なのかと思ったものです。

それから、神田まつや、並木藪、上野の蓮玉庵など都内の老舗蕎麦屋を食べ歩きました。

が、やはりデビューの衝撃というのは大きいもので、かんだやぶそばは特別な思いがありました。



それが、思わず舞い込んだ「やぶそば火事」のニュース。

以前の建物は東京都選定歴史的建造物になっていました。

そして、1年8ヶ月の休業。

復活はいつになるのだろう?と思いながら、今年10月20日にリニューアルオープンのニュース。

やはり復活のお店に食べに行きたいと思っていました。



かんだやぶの魅力。

味。

雰囲気。

時間の流れ。

店員さんの物腰の柔らかさ。

客層。

などなど。自分視点の魅力はこんな感じ。

味はすでに述べた通り。

雰囲気と時間の流れはお店に行ってみて蕎麦を待ちながら酒を飲み、周りを見回すとゆっくりとした、それぞれが家族やお客様や大切な人と語らい蕎麦を手繰っているのがなんとも言えず、田舎の蕎麦屋とはまた違った空気なんです。

その空気を醸し出すのに不可欠な店員さんの存在。

奥からは女将さんのメニューを読み上げる独特の調子。

そして、東京駅からもほど近く神田という場所柄かあまり騒々しかったり非常識なお客様というのは少ないのかなと思います。

老舗というのは続けて初めて生まれるもの。

今日始めたお店は老舗になるまでどれだけ継続出来るか。

これは店主の志もさることながら、続けるには通い続けてくれるお客様がいて初めて長く続けられるということ。

いまいちど、自店に通い続けてくれているお客様のことを思い返しながら、自分もこれからも再開したかんだやぶそばに機会あるごとに通い続けようと思ったのでした。


Leica M summicron 35mm f2