ユキプロ vol.4
「スプークタキュラー舞子」無事閉幕しました。
脚本・演出を担当しました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
まずはプロデューサーの大橋由起ちゃんに感謝です。前回に引き続き声をかけてくれて、その熱が伝わった温度感に任せて物すごい勢いで構成を考えて送った日が遠い日のようです。後に、その勢い任せの構成を少し後悔する時もありました。なんと大変な物語にしてしまったのかと。稽古前に大泉にある学園に取材させてもらった時はとても責任を感じました。宣伝や発信をする気力もなく、作品づくりに没頭した日々。多摩センターでの作品づくりや、亀有での公演を思い出しました。初心の少し先。どちらにもユキちゃんは出演してくれていて、全く違う出演者ですが、その頃に似た雰囲気もありました。続けていると目の当たりにする輪廻。ユキプロも次で5回目!何か少し大きいことをやってくれるんでしょうか。
ユキちゃんからキャストと振付師が決まった連絡をいただき、選曲したリストと担当と配役に物凄く労力を費やしたのは、今でも肌感と脳感で覚えています。自分の中でいつか使いたいと思って秘めておいた曲を2曲使いました。
Mr.Children - 「Documentary film」
宇多田ヒカル - 「道」
僕の人生に並走してくれた2曲です。
終わった今では後悔はないし使って良かったと思っていますが、自分の手で作りたかったものでもあったので気持ちが一段と入りました。そしてその2曲を客観視して痛感したのは、僕は普段は見えていない時間経過を描くことが好きなのだということでした。自分たちが見ているその人の今は、ここに至るまでの経過があり、隠してきた感情があり、その笑顔が出てくるまでには様々な経験があること。人への興味が、やがてキャストや振付師への興味となり、役や作品への興味に繋がっていく。描いた構成台本を広げて、その興味をかき集めて形にできたのが『スプークタキュラー舞子』でした。
優しいキャスト、情熱ある振付師とご一緒できて嬉しかったです。何より作品をとても大切にしてくれたこと、感謝しています。SNSの普及で、宣伝のために色んな情報を出す中で、ネタバレや作品意図に反した情報発信を避けてくれた配慮。本当に嬉しかったです。タレントではなく、役者でいてくれたこと。裏方ではなく表方でいてくれたこと。小さいことですが今はこういう場所って少ないんです。だから尚更でした。
ユキプロさんで意識していることは、振付師さんが作る作品を繋ぐこと。僕の仕事は構成と選曲が主です。あとは誰でも引き継ぐことができるお仕事です。ただこの構成と選曲は、なかなか真似できないと思います。 スターパインズカフェさんの理解もあり実現しています。いつもありがとうございます。
役者にもっとダンスに触れてほしいし、ダンサーにもっと演技に触れてほしいと思うのです。それは両方に肩まで浸かり、自分の表現として無くてはならない物になった僕だから言えること。通訳するし、固まった思考も解します。
演者さんも、お客さんも、また空いましょう。
ありがとうございました!
正安寺悠造










