舞台『佳人の戎場』閉幕。
ご来場くださった皆様ありがとうございました。牧田Pから劇場の空いた期間に公演をしないかとお誘いいただき、寺ノ子屋スタイルで公演。呼びかけに集まってくれた皆んな、オーディションに参加してくれた皆さん、そして協力いただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
東京に来て演劇とダンスに触れながら生きてきたので、いつかは「踊り人」をテーマに作品を創ってみたかったのです。どんな経緯で始めて、今どんな気持ちで踊りを続けているのか。何を大切にしているのか。そして何が弊害なのか。日本の踊り文化を背景に、それらの想いを作品を通して代弁させてもらいました。全員の意見ではありませんが、僕が会ってきた踊り手さん達の魂を受け取って描いたつもりです。
踊りを演技で伝える。
自分だからやってみようと思えた事かもしれません。やはり演技の力は凄い。技術云々よりも、演技を通して伝える生き様はその人間そのものが露わになるから良い。そんな原点に近い場所に還ることができました。
そして良き集団を皆んなが作ってくれたこと。それぞれが誰かの何かしらの先生になれること。経歴は関係なく生徒として聞き入れられること。子供も大人も関係なく大切なことですね。
「佳人の戎場」は最後の踊りが全てで、そこへ向かう道中は役と本人が入り混ざって駆け抜ける作品。振付師の皆さんも本当にありがとうございました。そのダンスに演者の表現力と生き様を乗せてお客さんに届けられたと思います。僕含め、全員が今の力を出し切りました。
僕は本番が終わった翌週に手術をし、今は療養期間に入っています。とはいえ心は元気です!体も患部以外は元気です。体が思うように動くようになったら、またひっそりと踊りと太鼓に触れていきたいと思います。声を出したり演じることも並行して。それらをいつでも何処でも、好きに楽しめるほどの歴だけは持ち合わせていますので。
また何かしらの形で自分の生き様を語れるように、日々発見を楽しみながら進んでいきます!有難うございました。
お花いただきました!
正安寺悠造


