月刊フルーツライフ 第40号

 

■変革の姿勢を堅持し、新地平を切り拓こう!

 明けましておめでとうございます。

 一年が過ぎてみると、常に様変わりのフルーツライフですが、今年も恐れることなく変革の姿勢を堅持して進んで行こうと思います。

■全体目標

 昨年比全体で120%を目標とします。更に生産効率を高め、人件費マイナス10%を目指します。

■学校給食部門

 FLは学校給食フルーツメーカーとして№1の地位を獲得しました。しかし昨年は、年度末に仕事が集中することで生産キャパを超えてしまいました。

今年は売上げよりも、品質と利益を重視し、リーディングカンパニーのプレゼンスを見せつけます。

■メディカル部門

 昨年比200%を目標とします。特に関東・東北を重点地域として営業展開し、関東・東北地方での生産拠点の実現に向けた計画を具現化します。

■デザート部門

 昨年比200%を目標とします。インターネット店舗での売上げを3倍に、アレルギー対応デザートメーカーの№1を目指します

 

@@@@@@@

 

■FLはどんな企業、どのような社会を目指すのか■

「故意であろうとなかろうと、自らが社会に与える影響については責任がある。これが原則である。そして組織が社会に与える影響には、いかなる疑いの余地もなく、その組織のマネジメントに責任がある」ピーター・ドラッカーはこう述べています。

 

 昨年12月ナイロビで開催されたWTOドーハラウンド(多角的貿易交渉)は何の成果もなく閉幕しました。ここ数年WTOはたった一つの合意も出来ずに機能不全に陥っています。

 WTOとは、GATTの多角的交渉として1994年のウルグアイラウンドで合意された貿易に関する国際機関です。またGATTは、第二次大戦の反省から国際貿易を武力によらず話し合いで解決しようとする国際機関として設立され、戦後世界のルールを作ってきました。

■先進国優位の枠組みの崩壊

 WTOドーハラウンドの決裂は、新自由主義―グローバリズムが限界となったことを物語っています。

 これまでの国際貿易の枠組みは、先進国に有利に作られてきました。しかしBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の経済成長に見るように途上国の成長が著しい中で、先進国の力は相対的に低下し、先進国優位の枠組みの合意が困難となってきました。

 所謂「先進国」の人々が豊かな生活を享受できた裏には、途上国の人や資源を「収奪」してきた歴史があります。しかし最早そうした枠組みを維持していくことが困難になってきたわけです。

■限界となった新自由主義―グローバリズム

 一方で自由で公正な国際貿易GATTの枠組みは、先進国間の競争も激しくする事になりました。そうした中で、70年代以降米国では、国際競争に打ち勝つために企業間競争を促し、規制緩和・利益効率重視の「新自由主義」が政策として取り入れられるようになりました。

 この新自由主義の理念を構築したのがノーベル経済学賞受賞者のミルトン・フリードマンです。

 フリードマンはノーベル賞受賞の記念講演で、高々とケインズ主義への勝利を宣言しこう語っています。

「企業経営者の使命は、利益の最大化であり、利益以外の社会的責任を引き受ける事ほど危険な事はない」

 こうした新自由主義の下で企業活動は一気にグローバル化し、日本政府も企業も新自由主義一色になっていきました。

■企業が「悪」の象徴に

 経済のグローバル化は、世界中に徹底したコスト管理や効率を要求しました。その結果企業の利益は倍々ゲームのように上昇し、87年に二千ドルだったダウ平均株価は、08年には二万ドル近くにまで上昇しました。

 そしてその半面で、企業が強収奪の元凶、つまり世界中で「悪」の象徴のように考えられるようになっていきました。

賃金の安い途上国に生産拠点を置き、徹底したコスト管理や効率を要求することは、その国の文化や地域コミュニティや人々の紐帯を壊すことになりました。その結果、働く人々の労働条件は悪化し、非正規雇用、低賃金化が海外の生産拠点で常態化し、ブーメラン効果のように「先進国」の人々にも労働条件の悪化が及ぶようになりました。

 こうした企業の唯利益追求の姿勢に対し、徐々に世界中で抗議の声が上がるようになりました。例えばノルウェー政府年金基金は、ウォルマートを人権侵害の重大な違反企業として投資を禁ずる措置をとりました。その結果、ウォルマートの企業価値は世界で著しく低下し、企業の成長戦略の策定が困難になる程になってしまいました。

■社会に対して責任を持つ

 企業は利益を上げなければ存続する事はできません。その意味では、フリードマンが言うように経営者が利益のみを追求する事は間違っているとは言えません。しかし一方で、企業は公器という考え方があります。松下幸之助はこう語っています。

「企業は社会の公器である。企業は社会と共に発展しなければならず、一時的に自分の会社だけが栄えるという考えは長続きしない」

 松下幸之助はドラッカーとほぼ同じ事を語っています。つまりそれが企業の社会的責任、CSR(Corporate Social Resposibility)です。

■FLの守るべき規範GC

 FLは大企業ではありません。しかし企業として社会と関わっている事に変わりはありません。またFLには生計を共にする多くの従業員がいます。こうした私たちが、企業として目指す指針にGCという考え方があります。

 1999年世界経済フォーラムいわゆるダボス会議で、四つの企業指針(①人権②労働権③環境④腐敗)が決議されました。これがGC(国連グローバルコンパクト)です。

■FL憲法

 FLはGCを基本とした五つの規範(FL憲法)を作りました。

①人間性の尊重

従業員一人ひとりの基本的人権を守り人間性を尊重する。

②情報公開と共有

経営方針・財務状況を従業員に公開し情報を共有する。

③公正な分配

利潤の分配は客観的な基準の下公正に行う。

④サステナブルな成長

持続可能な成長を考慮した取引業者を選定し、電力に原子力発電を使用しない。

⑤ユニバーサルデザインの開発

社会的弱者(病気・アレルギー等)に配慮した商品の開発を行う。

 フルーツライフは、この五つの規範(FL憲法)を今後の経営の哲学的指針とします。

 

@@@@@@@

 

★サンタプロジェクト

 FLは昨年、全国から約5万食を超えるたくさんのクリスマスデザートの注文を頂きました。

そこで様々な事情で、家庭でクリスマスを過ごす事の出来ない子供たちにクリスマスケーキを贈る”サンタプロジェクト”を立ち上げました。

 生活困窮者支援団体「のわみ相談所」と協力して約4千個のクリスマスデザートを子供たちに贈りました。

 なお贈呈式の模様が中日新聞(12/19付)に掲載されました。



フルーツライフ株式会社