街と幽霊
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オリキエッテの回廊

cappablackというデュオをご存じだろうか?
とても良い。久しぶりに、あぁ!!!の新譜も良かったな、脳幹に響いた。
俺はキッチンの明かりだけの薄暗いさやちゃんの部屋でcappablackをかけながらオリキエッテを作った。
生パスタだ。強力粉はマジで強力だ。一時間ほど捏ねた。翌日手が筋肉痛になった。
聴いてみて欲しい。きっとあなたも生パスタを作りたくなるはずだ。
俺は使命を受けた様にオリキエッテを作った。

途中でさやちゃんが帰って来る。
まずは音が廊下まで漏れていたと小言を、そしてすぐに驚く。
俺は基本無視だ。料理は手順だ、時間だ。肩手間にはできない。

アンチョビとマヨネーズでソースを作り、からめる。本当なら鷹の爪を入れたかったが、俺と付き合って間もない台所には鷹の爪はない。だってブラックペッパーもないんだぜ、さやちゃんは料理を軽んじてる。
まぁからめる。

すごくおいしかった。
麺から作ったということが俺に自信を与えた。
俺は成長している。身体的には老化の一途だが、技術的成長がすさまじい。
さやちゃんは食べ終わり俺に語る。
料理は思考回路の働きを強める。頭がよくなるよ。

サーストンムーア

ソニックユースの『NYC city & ghost』より拝借。

財布の中には鍵が二つ入っていて。
私はいったい何をやっているのだろうかと思った。
何を得ようと思って生きているのか。

おもしろおかしく物語を再開する。
ぜ。