消すことの出来ない記憶も
ぎゅっと出来そう
今更ね

言葉だけでは足りない
そんな事わかってるけど
いつからか遠く離れた世界で
どれだけ交わし合えたかな

会える時間は秒読み
そんなこと気にして
ケンカして空回り
後になれば虚しくなるのに
どうしようもなく
考えずにはいられなくて

どれもこれもみんな
君がくれた魔法で解けていくよ
君が隣にいるから
大切なものはいつもここにあるんだね
窓の外の三日月が揺れる

朝陽が海原を駆けていく光のような
君の笑顔を守りたい

消すことの出来ない記憶も
ぎゅっと出来そう
今更ね





手を振る君の影が街に呑み込まれていく
このまま光の届かない海の底まで
この心が沈んでしまいそうで怖かった
だけどただ隣で笑っていたいと願ってしまえば
君が君じゃなくなるんじゃないかって
そう思ったんだ
いつしか僕は壊れてしまっていた
それでも君は優しくて
何度も何度も泣いていた
音の届かない小さな世界で

あれからの僕は相変わらずだけど
君と出逢えたことで
時計の針は降りた
街が照らされた それはとても優しい光で
僕は泣いていた
だから「ありがとう」って話がしたいよ
あり得ないような奇跡だけど
もしもまた君に会えたなら
あの日みたいに戯けてみせてほしい
音の響き渡る広い世界で



お星さまに一番近い夜
どこまでも行けるよ
魔法使いのほうきに乗れば
ひとっ飛びさ

心とココロを繋ぐ糸が
きらっと光るのは
涙が辿ったから

泣き虫だった自分を
越えていけ
無くした季節に
導かれて

涙の居場所はそこにしかないの
過去にも先にも
この場所で願ってるよ

もしも君が
泣いてる時には大丈夫だよって
隣で言えるように
わたしも強くなりたいと思ったよ

氷を滑るように
静かに確かに
鼓動が鳴ってる









記憶の中を彷徨う1人きりの夜
真っ暗で怖くなって瞼を綴じる
随分遠くまで必死でもがいた

この世界で君の声だけが
光を放っていた
僕は初めて少しだけ
見えるはずのない明日をみたんだ
それはまるで彗星のように
とても明るかった

すべてを飲み込んだ空の上
そこに答えはあるんだと
神様は云った

かなしい思い出もみんな幻だった?
なぜ広いこの海ではみんな纏めて輝くの?

いつか終わりが来るとしても
世界は今日も回ってる
やっと思い出した
守りたいものはそこにあった

いつも僕らは
「誰も知らない未来」に向かってる
僕はもう大丈夫だよ
君の光はどこまでも届くから

かなしみで埋まらないように
最後の最後までかっこつけてた
そんなの君はお見通しなんだろう

うれしさで溢れていたのに
言葉にも出来ないまま着飾ってた
そんなの君はお見通しなんだろう

遥か昔から遠い未来まで
走る彗星
雲が三日月にふわり行き着いた




今もどこかで
始まりという意味さえ持たない
火花を散らしてるんだ

誰が望んだ?
急かして
逃がして
何を手に入れた?

目を伏せないで


今もどこかで
終わった頃に足並み揃えて
氷は溶けて色付くよ

誰が望んだ?
見つめて
感じて
何を手に入れた?

目を凝らして