プロローグ 発病前夜
2010年6月5日（土）
突然だけど、今日からまた日記を書くことにした。
昨日、本棚を整理していて、昔買った酒井順子さんの
「負け犬の遠吠え」を見つけ、思わず読んでしまった。
それからずっと心がもやもやしていて落ち着かない。
書いて気持ちを吐き出せば楽になるかもと思い、
今朝ファミマに行ってノートを買ってきた。
この半年というもの、Ｉとの結婚破棄、
転職、引っ越しと慌ただしくて、ほとんど「モノ」を書かなかった。
小説もmixiも詩も。
いま気付いたのだけれど、書くことって、ホント
思考することだ。
書きはじめると、否が応でも考えるようになるし、立ち止まる。
立ち止まって、直視する。
耳を澄ます。
心の声に。
子どもの私に。
……って、立ち止まりたいのか、ジブン？
(￣Θ￣;) ムゥー
あとは職場に一人きりで、
喋る人がいないというのも大きい気がする。
前の会社も小さかったけれど、今の会社はもっと小さい。
社長と、彼女の息子の副社長と営業のおじさん、
事務の私。
社長も副社長も自宅で仕事をしているらしく、
画廊にほとんど顔を出さない。
今週は営業の人がずっと外だったので、一週間まるまる事務所
（画廊の裏の！）に一人きりだった。
淋しさが、言葉が、溜まっている。ううう～ (ﾉ_-｡)。
で、話は元に戻って
！
「負け犬の遠吠え」。
コレ、今読むとかなりキツイわ～
。
前読んだ時は、２０代だったし、カレシもいたから笑っていられた。
でもあの時も、自分が酒井氏いうところの負け犬
（未婚、子ナシ、３０代以上）になる可能性が高いことに、
というより「負け犬」の資質を存分に備えてしまっていることに、
恐怖に近いものを感じたっけ。
「やらないで後悔なら、やって後悔！」
「将来のこととかはよくわからないから、今面白いことを」
ってマンマ私じゃん
。
でもあんな病気をしちゃったら、将来のことなんて
いちいち考えてらんないよね～。ほんと
いつ死ぬかわからないし！
・・・あ、この考え方がいけないのね（笑）。
しかし予感、ばっちり的中しちゃったなあ。
気づけばまた一人暮らしをしている。
でも憧れの銀座ＯＬになれたのだから、
ＷＥＢの仕事に就けたのだからよしとしよう。
たとえ雑居ビルの２階の、窓のない倉庫のような事務所でも。
どうやって稼いでるんだか見当もつかない、
アヤシサ満点の会社でも。
いいんだ、これでいいんだ。
よくないかもしれないけれど、今さらどうしようもない。
大丈夫だって思うことが、今は大事なんだ。
だいじょーぶ、だいじょーぶ！
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いつか50になるといいな♪
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