立憲君主制の歴史的意義と現代での尊い役割 | 白鳥と猫とわたし

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 君主が統治する政治体制を君主制といい、歴史的には、君主が唯一の主権者であり、特定の個人が国を支配する形がとられていました。そのような伝統的なあり方に反発し、抵抗し、革命などにより、新たな政治体制に大転換した歴史があります。

 

 君主制に対比し、共和制と呼ばれるもので、主権は国民にあり、直接または間接的に選出された国家元首や複数の代表者による合議で政治が行われます。それは、現代のより民主主義に近づく流れであり、世界大戦の激動で世界は再編され、多くの国で君主制から共和制へと移行した経緯があります。

 

 しかし、現代でも、日本では皇室、イギリスなど欧州のいくつかの国々で王室は存在します。しかし、それらは議会君主制であり、君主権は名目で、人民主権の憲法下で議会が権力を持つものです。民主主義の国家として、それぞれに繁栄を遂げています。

 

 先ごろ、天皇皇后両陛下が正式にイギリスを訪問し、国王をはじめ王室メンバーと親しく交流し、あらためて両国の友好関係が深められたことは、大きな意義があるものです。対立する立場に置かれた歴史があるものの、先のエリザベス女王の心づかいなどにより、親交を重ね、信頼関係を築かれてきたことが基盤にあるでしょう。

 

 現チャールズ国王は、王室のスリム化を推進する意向があるとされ、将来のあり方を憂慮されているということでしょう。皇室は、メンバーが減少している実情が懸念されるものの、伝統的な後継にとらわれ、現実的な対応が遅れているのは、ゆゆしき問題です。

 

 皇室や王室の存在は、過去とは全く異なる意義をもっています。それぞれに、歴史的経緯があり、文化面や思想においても影響は深く、貴重な存在です。

 

 混沌とし、不安定な現代にあって、実際に、伝統的な価値や歴史を踏まえ、皇室や王室は重要な役目を担っています。円滑な外交や国内の調和においても、まさに国の象徴としての絶対的な存在と言えます。

 

 尊い歴史を大切に、時代に即して、皇室が安定的に発展できるように、さまざまな整備が迅速に、国民が望む形で進められることが望まれます。

 

 

 

 

 

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