薬品会社が製造販売している紅麴関連製品による健康被害の報告が相当数あり、大きな問題になっています。製造過程で未知の成分が混入したなど、原因の特定には至っておらず、因果関係も明確ではないものの、当該製品を接種した人に健康被害が確認され、死亡したケースもあることは、由々しき事態であるのは間違いありません。
当該製品は、俗にいうサプリメントの類で、医薬品ではなく、食生活で不足しがちな栄養や健康維持に役立つ成分を補う食品に該当します。私たちは、気軽な感覚で、健康や美容に効果があるかもしれないと期待し、常用することが少なくありません。
健康ブームなどもあり、実に多様な種類の成分で、特定保健用食品とか栄養機能食品、機能性表示食品などとして、さも効き目がありそうなサプリメントが次々に売り出されています。手軽に購入でき、普通に宣伝していることから、気になるものがあれば、試してみようと手を出すことになります。
また、会社や組織に所属し、健康診断が定期的に実施され、血液検査などで、自身の状態を把握し、基準値を外れている項目について改善したいと考えるでしょう。生活習慣病の予備軍のように警告されることがあり、自ら率先して、手立てを講じることもあります。
時代的に、医療機関にかかり、長期的に服薬することは弊害があると意識する人が多くいます。そこで、身近なサプリメントは、気休め程度でちょうどいいと考える人は少なくないでしょう。
しかしながら、今回の健康被害の実態を目の当たりにすれば、サプリメントといえども危険をはらむものと、注意が必要です。自身の健康に気をかけることは大切なことですが、健康診断の数値に必要以上に翻弄されることはないかもしれません。
人それぞれに、身体の特徴や傾向は異なるものです。基準値を外れることはそれなりに留意すべきかもしれませんが、心身が健康で、快く、充実して日常を送っていると考えるならば、おおらかにとらえていくのはわるくありません。
最終的には、自分で健康管理を考え、いかに生き、一生をまっとうするのか、自らの考えを持って、歩みを進めていけばいいのではないでしょうか。
一般社団法人ユニバーサル・インテリジェンスは
だれもが自分らしく、
心ゆたかに過ごすライフスタイルを
ご提案します。
当ウェブサイトをご覧ください。
