一定の組織が清算できない状態を放置し続ければ崩壊は免れない | 白鳥と猫とわたし

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 くだんの創業者による性加害が認定された芸能事務所の謝罪会見があり、再建に向け、法を越えて、過去にさかのぼり、柔軟に被害者への補償を行うと発表されました。少なくとも数百人、千人単位の被害者に及ぶかもしれず、具体的な説明はありませんでした。それは途方もない規模で、容易に十分な補償が遂行されるとは考えられません。

 

 一定の組織として活動するならば、経済面においても、何らかの問題や懸念を抱えたまま、清算できない状態まで放置していることは、明らかに社会的責任を欠いていることになります。かつての日本や、現在、中国で問題視されているバブル崩壊の危機も同様です。

 

 社会風潮があるにしても、組織の活動がエスカレートし、破綻すれば清算できない状態に至らないように、自重するなり、自浄作用がはたらかなくては、やがて崩壊が免れないのは世の常でしょう。最たる組織として、一党独裁のような政治体制であれば、ひとたび破綻するならば、多大な崩壊を招きかねません。

 

 くだんの芸能事務所にしても、活動が拡大し、多方にわたり、権力を行使することになり、社会的な影響力を得てきました。その陰で、人権侵害の罪が重ねられ、放置されてきたことは、社会の大罪とも恥辱ともなっています。

 

 魔の手によるまやかしの幻想で作られた世界が、白日のものとされました。それを立て直し、信用を得ることは可能とは思われません。過去の悪行は、けして清算されるものではありません。おおやけの活動を、当該事務所が継続して行うのは、妥当ではないでしょう。

 

 エンターテイメントは、もともと夢を売る商売で、まやかしの部分はあるかもしれませんが、よりクリーンに健全になっていかなくては、長続きしません。携わる人々が少しでも快くチャレンジできるように、業界全体が変わっていく必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

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