健全で正義ある社会を構築する重要性 | 白鳥と猫とわたし

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 世間が注目する芸能事務所創業者によるタレントへの性加害の問題に関して、「外部専門家による再発防止特別チーム」による報告と提言があり、被害者からのヒアリングや調査を積み上げ、長期にわたる悪質な性加害が認定されました。あらためて、卑劣な犯罪が放置されてきたことは、社会が真剣に受けとめなくてはなりません。

 

 短期間の調査でありながら、細部にわたり、被害の実態が検証され、かなり踏み込んだ明確な報告とおおむね評価されています。何十年もの間、少なくとも数百人の青少年への性加害があり、生々しい犯行が明るみにされるとともに、もはや組織ぐるみで行われていたことは明確であり、問題の深刻さを物語っています。

 

 世界からも注視されている、未成年の社会的弱者を標的にした人権侵害の大罪であり、張本人が存命中に摘発し、懲罰することが妥当であったでしょう。しかしながら、複数の要因により、長く放置されてきたことは、私たちが生きる社会の汚点でもあるかもしれません。

 

 特別チームが指摘する要因の一つに、マスメディアの沈黙がありました。メディアと当該事務所との取り引きと断定するコメントもありました。要は、利害関係でつながり、罪を黙認し、悪者であろうと、強者に便宜を図ってきたことを意味します。

 

 マスメディアは、社会や世相とつながり、世論が反映されることは少なくないでしょう。やはり、私たちの社会は、健全で、正義が保たれるものであるべきです。

 

 あまりに長い間、メディアが当該事務所と結託して、ますます罪が重ねられ、野放しにされ、被害を受けた弱者は不当な人生を強いられてきたでしょう。大人になっても、年月が経とうが、被害者の深い傷は癒されません。

 

 もっと早い段階でも、当該事務所に所属していたタレントによる告発本が出されたにもかかわらず、世間は大きく反応せず、メディアも問題に対処することはありませんでした。そして、当人は無念の死を遂げることになりました。

 

 当該事務所は新たな体制でスタートするにしても、世間はこの問題を重く受けとめ、健全で正義ある社会を構築する重要性を強く意識しなくてはなりません。社会的な弱者が不当に搾取され、権力者の横暴や罪が糾弾されない世の中では、明るい未来につながっていきません。

 

 

 

 

 

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