正当な国家の一員として国民は責任を持つべきではないか | 白鳥と猫とわたし

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 ウクライナ戦争で、ロシアは追いつめられ、なりふりかまわないやり方で反撃しようとしています。重要な補給路であるクリミア大橋が爆破され、報復するように、キーウやその他の都市にミサイル攻撃をしかけ、多数の犠牲者があり、市民を狙い、恐怖をあおる悪質性が指摘されています。ロシアは国際法違反を繰り返し、世界から非難を浴びています。

 

 戦力不足を補うべく、部分動員を発表し、ロシア国内の男性が大挙して出国しようとし、各所で反戦の声をあげる市民がいると伝えられています。政府は、かき集めた兵士を訓練が不十分のまま戦地へ送り出すのもいとわず、多くの国民に危機が迫っていることで、動揺が走っているでしょう。

 

 当初は、多くの国民が自身の生活に影響がないものとして、自国のウクライナへの侵略行為を容認していたでしょう。職業軍人が行うもので、政府の方針に無関心であったり、抵抗感を覚えたりするものではなかったのかもしれません。なかには、自国の活躍を期待し、大いに賛同する人さえいたでしょう。

 

 しかし、実際に、戦況が膠着し、反転攻勢に合い、国内が不穏になり、自身にも命の危険が迫り、事の重大性に至ったとすれば、やはり遅すぎます。国により成り立ちが異なり、培われ、または行き着いた政治体制があり、一国民が容易に動かすことのできない現実があるでしょう。

 

 現代の歴史として、ロシアは西側諸国に対峙する軍事大国としてふるまい、世界の紛争に関与してきました。ソ連崩壊後に、旧連邦国との紛争もあり、領土支配を進めてきたでしょう。実質的に、弱小国は泣き寝入りするしかないケースもあります。

 

 そもそも、戦争は、いかなるものも悲惨であり、多くの悲劇を生みます。過去に世界大戦があり、教訓とし、極力、戦争を回避することが現代国家の使命です。

 

 ロシア国民は、自国のあり方をみつめ、問い直すことは必要でしょう。根本的には、人として、あるべき姿が問われることではないでしょうか。

 

 領土争いとか、民族争いで、相手を攻撃し、支配し、他者を蹂躙することは、許されざることです。国家の一員として、国民は重く受けとめ、国のあり方を見直すことは大切なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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