〈QOL〉家族を持つことがベストでなくシングル・ライフの特典がある | 白鳥と猫とわたし

白鳥と猫とわたし

~愛に満ち美と健康にめぐまれますように~

 

 現代は、生涯未婚率が延び、少子高齢化に拍車をかけていると、以前から指摘されています。人間の営みとして、社会が構築される基本として、大人になり、自らの家族を持ち、子供が生まれ、子孫が永続し、また人口が増加していくのが伝統としてあります。

 

 しかし、先進国では、おおむね少子化傾向で、国の人口は微増か減少に転じることが予想されています。一方、アフリカなどの発展途上国では、今後、爆発的な人口増加が見込まれ、世界全体で食糧供給の問題が懸念されています。

 

 いずれにしても、人類の大きな流れがあり、現代では、少なからざる人が未婚や子供を持たない生き方を選択していることになります。それは、本人の意図は別としても、一つのライフスタイルとして確立しつつあると言えるかもしれません。

 

 超高齢化や人口減少は、国力の低下や国家の財政基盤の脆弱化、年金や社会保障の政策破綻を招きかねないとして、生涯未婚者の増加や出生率の低下を問題視し、マイナスな事象として扱うことがしばしばです。また、結婚し、子供を産み、家庭を築くという伝統的なスタイルを是とする社会の見方は、根強いものがあります。

 

 実際には、かつて適齢期と称された年代に限らず、中高年の独身者も結婚を望む人は少なくありません。昔のような地縁や親戚筋などによる縁談は少なく、現代は、男女が知り合い成婚に至る機会は限られているかもしれません。個々に、婚活にいそしみ、真剣に結婚相手を模索する人は多くいるでしょう。

 

 けれども、積極的に婚活し、多くの機会を持っても、思いどおりにならない場合は多々あります。現代の結婚観として、自由に相手を選び、自らが納得し、たがいが合致し、結婚により相応の安定と幸せな未来がもたらされることを前提とします。ゆえに、結婚へのハードルは低くないでしょう。

 

 長らく婚活に励んだものの、好ましい成果にいたらず、疲れてしまうことも少なくないようです。結婚を意識せず、新たな方向に目を向けるとか、結婚願望をみなおす人もいます。シングル・ライフを覚悟し、おひとり様で充実することに、心をかたむける人もいるでしょう。

 

 逆に、現代は、自然体で、自然にまかせるなかで、高齢になって結婚を決心する相手と出会うケースも少なくありません。従来の子供を持つことや家族を築き、子孫をつなぐことが幸せの形とは限らず、成熟した大人のカップルが築く、新たな家庭に充実があるかもしれません。

 

 意図せず、生涯独身となり、受けとめつつも、心残りに思うことがあるかもしれません。一度しかない人生で、家族を持たなかった無念にかられることがあるかもしれません。シングル・ライフを謳歌しつつも、寂しさや将来の不安を募らせることもあるでしょう。

 

 もしかして、もともと本質の自分は、この時代に、この時代であるからこそシングルに生きることを望んでいたのかもしれません。かならずしも、人間社会の長きにわたる慣習もしくは生物の本能にしばられず、昔は居場所がなかったシングルとしての生き方に光をみいだすテーマをもって生を受けたかもしれません。

 

 いずれにしても、自分として生まれたことに誇りを持ち、人生を充実し、祝福して終えることが本望です。現代と言えど、生き辛い現実は多々あるものです。そのなかで、かならずしも自分の家族を持ち、家庭を築くことがベストではなく、シングル・ライフであるからこそ、自由に人生を開拓し、新たな世界を広げる特典があることに気づくのです。

 

 自由な意識に目覚めて、クオリティ・オブ・ライフを高めましょう♪

 

 

 

 

一般社団法人ユニバーサル・インテリジェンスでは

個人向けにQOLセルフケア・カウンセリング

を受付けています。

詳しいご案内は、当ウェブサイトをご覧ください。

 

URL http://www.uni-intel.org/